2022年4月28日木曜日

【住宅ローンの支払いに困ったら!?】危機的状況におちいる前に知っておいてほしいこと

コロナ「特例貸付」制度はご存じでしょうか?

 


この制度はコロナの影響によるリストラや時短勤務など、諸事情により所得が低下した方に政府が無利息で生活費貸付を行う制度です。


2021年度分は貸付を終了し2022年度について継続するのかは公表されていませんが、すでに制度を利用されている方の返済が来年、つまり令和5年1月より始まります。


本来であれば貸付後1年経過した時点からの返済の開始でしたが、依然、収束しないコロナによる影響を勘案して今年度の返済開始は見送られ一律で翌年からの返済開始とされました。


特例貸付ですから緊急避難としての意味合いが強く、審査に重点を置かず支給までのスピードを重視した結果、信用情報や返済能力は不問とされていたことから多重債務の状態でも借入が出来るというメリットがあった反面、申請業務を担当した社会福祉協議会の担当者は、貸付基準に対し葛藤を覚えながらも面談なしの書類審査のみで貸付業務をおこなっていると聞きます。


面談なし・個人情報照会なし・無利息


目的が「救済」にあるのですから条件や制度に異論はないのですが、反面としてこの制度を「ザル融資である」として、誰でも簡単に借り入れできるのだから借りなければ“損”とばかりに、インターネットなどでカードローン返済に利用するため特例貸付を指南するような記事が溢れかえっていました。


収入減収状況に関する申立書に「コロナにより生活に困窮している」と記載するだけでほぼ100%融資が実行されるという背景がありましたが、そのような悪意を持っての利用者よりも、コロナ禍により本当に困窮していたかたが圧倒的多数でしょう。


支援対策がこのような利用のされ方をするのは遺憾ですが、審査に時間をかけるより、いち早く支給して生活を安定させて貰うのが優先でした。


ですが無利息でかつ貸出条件が緩やかでも「借金」に違いはありません。


返済開始期日が到来すれば、支払いを開始する必要があります。


当初の目論見通りコロナが収束していれば雇用状況も安定していたのですが、現段階の状況から来年度に収束している可能性は厳しいと予測されています。


経済状況が回復していない状況で返済が開始されれば、支払いに困窮する方が続出する可能性も高くなるでしょう。


ちなみにですが個人にたいしての貸付は市区町村の社会福祉協議会が取り扱い、既に大半の都道府県において特例貸付は終了しています。


ちなみに貸付は2人以上で月額20万円、単身だと月額15万円が原則として3ヶ月間貸付されました。


つまり2人以上世帯ですと60万円/回が限度でした。


ただし継続的支援申請をおこなうことにより、更に3ヶ月間貸付期間を延長する措置が取られたことから再延長を3~4回(各3ヶ月)利用された方もいるらしく、その場合の借入金額は180~240万円にまで達します。


収入が減少した状態で返済が始まればこれまで以上に生活が困窮する可能性が高く、さらに支払いが困難で延滞した場合には年10.75%の利子が付されます。

 

もちろん返済困難な場合には返済免除や一時猶予の制度は設けられていますが、一時猶予はまだしも返済免除が承認される可能性は著しく低いでしょう。


税金から拠出された貸付を免除するのですから仕方がないのですが、条件が厳しいからです。

 

私が個人的に懸念しているのが特例貸付を利用された方の中でも、すでに住宅を所有され住宅ローンの返済をされている方です。


同様に不動産業界の有識者も月々の負担が増加することによる住宅ローン支払い困窮者が、これまで以上に増加すると予測しています。


住宅ローンの支払いが厳しくなった時には、延滞をする前にまずは借入先の銀行に相談してください。


金融庁は令和2年5月に「コロナ禍による住宅ローン支払い困窮者に対する事例」と併せて月々の返済額や返済期間の見直しなど、貸付条件に関して変更の求めがあった場合には、収入資料等の確認を不要として迅速に対応するよう通達を出しているからです。


必ず相談に応じてくれます。


返済金額等の見直しを実施するかどうかについては、ある程度は各金融機関の判断に委ねられていますが、相談には必ず応じなければならないからです。


ところが各金融期間は、相談に赴けば当然に応じてはくれますがホームページなどで積極的にこのような対応について発信しているところは、ほとんどありません。








 




相談に来れば必ず対応しなければならず、さらに返済の見直しが半ば義務のように金融庁から通達されているのですから積極的にPRしたくない気持ちは理解できますが、上記の図にあるように返済の見直し率は、ほぼ100%です。


ですが、この見直しが出来るのは返済が延滞されていないことが前提です。


通常、返済が3ヶ月以上延滞した場合には金銭消費貸借契約にある「期限の利益の喪失」します。


つまりローンを分割して返済する権利が失われますから、金融機関は一括弁済を請求してきます。


一括弁済をすることが出来るほどお金を持っていれば、延滞なんかするはずもありません。


ですから、その前に相談に赴くことが大切なのですが延滞してから相談にいっても時遅し「必ず相談に応じなければならない」との定められた基準から外れています。


つまり金融機関には相談に応じる必要はなくなり、手続きとして一括弁済請求し「競売」など、法的に回収を図ることが可能になるのです。


このような状態になる前に、まず相談です。


もっとも状況により、月々の返済額見直し等では問題を解決できない場合もあるでしょう。


そのような時には、私たちにご相談ください。


私たちは経験豊富な不動産業者です。


例え延滞していても、金融機関との交渉はもちろん、買い取りなども含め最適な解決策を一緒に考えます。


不動産は家族が幸せに生活するため、所有しているのです。


無理して不動産を所有し続けることが幸せに繋がる訳ではありません。


「住宅ローンの支払いに困ったら」宇都宮に根付き不動産を手掛ける弊社にいち早くご相談ください。


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私、荻原功太朗(宅建士・不動産コンサルティングマスター)は資産家の皆様を対象とした、投資物件の限定情報のご紹介、コンサルティング業務を担当致しております。不動産売買のご相談についても、ご指名頂ければ対応させて頂きます。
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2022年4月23日土曜日

【宇都宮市の観光情報はこれ一つ!】便利なデジタルマップ普及が加速している!?

下野新聞に宇都宮コンベンション協会と市が協力して、市の観光デジタルマップが3月31日から公開されたとの記事が掲載されていました。



→宇都宮の観光情報を手軽に グーグル連動のマップ作製 観光コンベンションと市【下野新聞】



皆様に最新情報をお届けするため日夜、宇都宮に関する情報には目を配ることを心がけていますので、デジタルマップは公開初日に確認しています。







マップは、ご存じGoogle Mapと連動しています。

アクセスは下記の宇都宮コンベンション協会」HPにアクセスして利用できますので、わざわざ専用アプリをダウンロードする必要はありません。


観光デジタルマップはこちらから


スマートフォンなどにお気に入り登録しておけば、どこでも使用できる気楽さが魅力です。


マップは


「餃子」

「ジャズ・カクテル」

「観光・体験」

「食べる」

「買う・お土産」

「泊まる」

「案内・交通」

「おもてなしスポット」


8種に分類されており、調べたい項目をクリックすると連動した情報がマップに表示され、拡大・縮小することにより現在地との位置関係を確認することができます。













もちろんGoogle Mapの基本機能が利用できますから、現地までの路線案内も利用できます。


またGoogleならではの機能として英語・フランス語・韓国語など7か国語もの自動翻訳にも連動しており、道端で外国人の観光客に道を聞かれた場合には地図を表示して見て貰うなんて利用方法もあります。


表示されたマークをクリックすれば、施設等の概要のほか住所・連絡先・URLの他にも営業時間や休業日・駐車場の有無などの詳細情報を確認することが出来ます。





















このマップが作成された理由は、今秋に開催される「いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会」やアフターコロナを見据えたうえで、観光客等に効率よく観光や市内周遊情報を提供することが目的ですが、このような便利なシステムを私たち宇都宮市民が使わない理由が存在しません。


現在、地図上で確認できる施設は205件ですが、今後は情報を増加させ常時300件以上の情報が提供できる形にする予定とのことです。


デジタルマップなどもそうですが、様々な業界でIT化が進み企業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)は聞き慣れた言葉になりました。


念のため解説すると、DXとは


「IT技術を有効活用して既存の仕組みから脱却し、新たなサービスやビジネスモデルを生み出したりライフスタイルを変容させたりすることで人々の生活を豊かにすること」


が目的ですから「こうであるべき」なんて、いわゆる「べき論」など必要なく、公序良俗に反せず便利で有益なものであれば問題ありません。


ですから今回、紹介したデジタルマップも、立派なDXの取り組みの一環です。


さてIT関連情報についてもう一つご紹介しておきましょう。


先日、下記からリンクできる「宇都宮地価公示価格」についてブログを書きましたので、お読み戴いた方も多いと思います。

【令和4年の地価公示価格公表!!】宇都宮市の状況、そして全国的な傾向は!?


地価公示価格は国土交通省で公開されている国土交通省地価公示・都道府県地価調査MAP】から確認できますが、地図上で表記されている価格等を見ても何となくピンとこないという方が多いものです。


実務的に作成されているマップなので致し方がないのですが「ビジュアル的に今一つ………」という意見も多いものです。


そこで紹介したいのが日本経済新聞社から公開されている「日経ビジュアルマップ」です。


このマップは令和4年度の地価公示価格をビジュアル的に表現している地図で、下記リンク先から確認することができます。

日経ビジュアルマップはこちらから


上記のリンクからを開くと3D地図が展開されます。












栃木県全体の表示では分かりにくいかと思いますが「黄色」は価格が上昇したところで「青色」は下がったところです。


栃木県内においては宇都宮以外のごく一部だけ地価が上昇し、それ以外の地域はのきなみ価格が下がっているのがビジュアルで確認することができます。


地図を拡大してみましょう。












先程、解説しましたが地図上に表示される棒状のカラフルなバーは、下記のように前年対比の地価変動率を表しています。


日経ビジュアルデータ,変動率


つまり黄色は前年対比で1~25%以内で上昇したということですね。


さらに棒の長さは、比率を意味していますから長いほど25%に近づいているということです。


いかがですか、上昇・下降率が一目瞭然です。


さらに3D地図ならではの特徴ですが、ctrlキーを押したままマウスをドラッグすると上下左右立体的に地図を動かすことができます。


日経ビジュアルデータ,操作
さらに、このビジュアルマップは1983年(昭和58年)からのデータと連動していますので、過去における年度ごと、変動していく宇都宮市の地価動向の推移を視覚的に確認することができます。



日経ビジュアルデータ,操作


3Dはどうも苦手という方には、左下にあるボタン日経ビジュアルデータ,ボタンにより3Dから2Dへ切り替えができます。


IT化が進むほど、どんどんと便利になる現代。


今後とも皆様に有益な情報がお届け出来るよう、情報収集に努めてまいります。


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2022年4月18日月曜日

【宇都宮市の隠れた魅力!?】姉妹都市&観光&東口の最新開発状況をご紹介!

暦は4月


4月といえば新入学・入社式などのイベントが豊富となり真新しい制服姿や、着慣れぬスーツに身を包んだ新入社員と思しき姿を見かけるにつけ自分の若かりし頃を思い出して気持ちまで明るくなります。



新年度に入り宇都宮市に引っ越しをして、新たな生活を初められる方も多いことでしょう。




そこで今回は日頃のブログとは趣向を変え、宇都宮市民でも実はあまり知らない「宇都宮市の情報」を少しご紹介したいと思います。



コレはご存じの方も多いのですが、宇都宮市はニュージーランドのオークランド市と姉妹都市です。



姉妹都市提携は1982年ですから、令和4年の2月に40年を迎えました。



これまでに宇都宮市内の中高生がオークランド市を訪れ、ホームステイを体験するなど、継続して交流を行ってきました。



オークランド市の紹介動画は宇都宮市役所HPで公開されており、下記からリンクして確認することができます。


オークランド市の紹介動画



動画でも紹介されていますが、オークランド市宇都宮市から8,900km南東に位置しておりニュージランドの人口およそ3割が暮らす最大の都市です。



オークランド市による2020年統計によると人口は約165万人とされており、宇都宮市が約51万人前後ですからおよそ3倍強の人口を抱える都市です。



もっとも面積が宇都宮市416.85平方キロメートルであるのにたいし、オークランド市は5,600平方キロメートルですから約13倍もあります。



人口密度からみても、ゆったりと暮らせる都市です。



宇都宮市のコンパクトシティ構想に似ていると言うわけではないのですが、空港など都市機能が充実した都心部の周辺には自然保護区が設けられ、都市と自然の調和がとれた都市です。



また「150以上」とも言われる民族がともに暮らす「多文化共生都市」という特徴があり、そのような民族の多様性を受け入れるライフスタイルが独自の文化を形成しています。



そのような多様性を維持しつつも先住民である「マオリ」文化が根付いており、言語や独特の様式美を持つ彫刻などの美術工芸や、ラグビーのオールブラックスが試合前に行うことで有名な戦いの前に踊る「haka」は、ワールドカップでご覧になったことがある方も多いかとは思いますがそれだけで会場が盛り上がるほど世界的に有名です。


オールブラックスのhaka
















もっともこの程度の情報は皆さんもよくご存じかと思いますので更に深掘りして解説しますが、ニュージーランドの特徴は「芸術・文化の水準が高い」ことです。


東京ドームがすっぽり7つ入ると言われる広大なドメイン公園の小高い丘にそびえる白亜のオークランド博物館は、夜間にライトアップされるとまるで宮殿です。

ニュージーランドは長く外来種である猛獣が存在せず、鳥類が独自の進化を遂げたことでも有名ですが、地球上で最も大きい鳥類であるとされるモアの剥製も展示されています。


しかもオークランド博物館に限らず、日本で開催されれば数万円の入場料が必要とされる御所のオペラやシンフォニーなどのコンサートもほとんどが無料です。


ですから気負わず、普段着のまま芸術文化に触れられる機会にあふれているのです。


それらの費用は1964年に設立されたエリザベス女王2世芸術審議会において国が芸術文化への助成金を寄与することを定めてから現在まで連綿と続いています。


また国をあげてリサイクル活動に対する姿勢は、他国の及ぶところではないと言われています。


ゴミ分別の徹底は言うのに及ばず、資源の再利用という観点も秀逸でありそれらの影響もあるのでしょうが骨董品を扱うアンティークショツプやセカンドハンドショツプの数が多く、日本人の相場観でいえば驚くべき低価格で取引されているといった特徴があります。


スマートシティ構想において日本国内で最先端をいく宇都宮市にとって、姉妹都市であるオークランドから学ぶべきことは多いでしょう。


ご紹介したい宇都宮市の隠れた魅力はこれだけではありません。


手軽に宇都宮市の魅力を知りたい方は、金髪女性が音楽に乗って宇都宮市の名所を堪能する、まるでミュージックビデオのような動画「ほんとうに宇都宮?」の動画をご覧になってください。


朝から晩までの1日を通して宇都宮を満喫する内容をまとめた動画です。 


宇都宮ブランドムービー「ほんとうに宇都宮?」

宇都宮市民でもいがいに知らない情報が、宇都宮市HPで公開されています。


いまもっとも注目を浴びているのはJR宇都宮駅東口再開発関連の情報ですが、いよいよ本年11月に開業する交流拠点施設が3月25日に発表され、交流拠点施設が


「ライトキューブ宇都宮」












交流広場が「宮みらいライトヒル」にそれぞれ決定しました。










変わりゆく宇都宮を象徴する施設する、駅改札口から徒歩2分、2000人収容可能な大ホールを初め、大小全17室になる諸室構成を有する全国的にも注目を集める施設の公開まで残り半年あまり、いよいよ最旬段階に入ってとも言えるでしょう。


この交流拠点施設については独自にホームページを展開しており下記リンク先からご確認いただけます。

交流拠点施設ホームページはこちらから


今回のブログでは不動産と関わりのない内容でしたが「暮らしやすい街」であることが、他府県の居住者等に注目されることにより移住も含めた交流が活性化し、人が動けばそれにより不動産取引も活性化していきます。


私たちは地元に根付く不動産業者として、これからも「宇都宮の魅力」を発信していいきたいと考えています。


★荻原功太朗の業務について★

私、荻原功太朗(宅建士・不動産コンサルティングマスター)は資産家の皆様を対象とした、投資物件の限定情報のご紹介、コンサルティング業務を担当致しております。不動産売買のご相談についても、ご指名頂ければ対応させて頂きます。
【私個人へのコンサルティング依頼、ご相談はすべて有料とさせて頂いております。】詳細はこちらにお電話ください→【028-908-0880】

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