宇都宮パルコ閉店後、中心市街地はオリオン通りを中心に飲食街化し、日中の人通りはまばらになり、にぎわいを感じるこが少なくなり、さみしいかぎりです😢
パルコ跡地は長年放置され、未だに再開発の目処がたちません。
→【宇都宮パルコ閉店から4年!解決策はあるのか?】全国的に都市型商業ビルの苦戦が続く!?
全国的に旧市街地の活性化は課題になっていますが、なかなかきっかけを見いだせないのが現状です。
そんなか、宇都宮市の中心市街地の釜川沿い『ふれあい広場』を官民一体となって再開発を促すプロジェクトがスタートしています!
釜川エリアのまちづくりを先導しているのは「カマクリ協議会」さんで、オリオン通りと中央小に挟まれたふれあい広場を中心に、にぎわいの創出を目指して再整備に取り組んでいます。
釜川沿いの「ふれあい広場」は市民の憩いの場として整備され、街中にありながら水と緑が共存した雰囲気のすごくいい場所なんですが、現状では有効活用されているとはいえない、残念な状況です。
私の母校でもある旭中の近くで、このあたりは学生時代の思い出がたくさん詰まった場所なんですが、30年以上前の当時から雰囲気は抜群なんですが、人でにぎわう様相はなかったです。
なんとももったいない中心市街地のスウィートスポットであるのはまちがいありません!
カマクリ協議会さんでは、ブックカフェやベンチを設置するほか、周辺の空き家、空きテナントに店舗やアーティストを誘致するなど一体的な利活用を目指しているようです。
→ブックカフェ今春オープンへ 宇都宮「ふれあい広場」ににぎわいを CFで資金募る(下野新聞)
第1弾として、釜川沿いで個性的な本や軽食が楽しめるブックカフェ「KMGW BOOKS」を今春、オープンする予定となっています!
こちらの企画、開業・運営資金をクラウドファンディングで募っています。
2月25日までクラウドファンディングサイト「キャンプファイヤー」で行っています。
こちらに、QRコードを貼っておきます。
皆様、ぜひご協力応援をお願いします。
釜川沿い不動産開発の課題とは?
私個人としても思い出の場所である、釜川ふれあい広場を活気ある場所にぜひとも盛り上げてほしいと思います!
が、しかし、、現実には様々な課題があると思うので、私が感じた点をいくつか考察します。
まず大問題として、交通アクセスの悪さがあります。
釜川ふれあい広場に限らず、中心市街地全体の問題として、マイカー移動中心の人たちをどうやって呼び込むかは大きな課題です。
宇都宮パルコもいくら魅力的な店舗を誘致したところで、郊外のモールに太刀打ちできませんでした。
それはひとえに駐車場の問題につきます!
宇都宮市や周辺住民の移動手段はもっぱらマイカーです。
駐車場のアクセスが悪い中心市街地にはよほど用事がないかぎり、気楽に行こうと思われないのが現状です。
休日のレジャーとして気軽にショッピングモールには訪れますが、駐車場が停めにくく、ほぼ有料の中心市街地にはどうしても足が遠のいてしまいます。
昨今は、中心市街地の『住む街化』が進行中ですから、できるだけ地域住民を取り込んだ憩いの場として徒歩や自転車利用者を呼び込むのが現実的な初歩の一歩になるでしょうね。
みんなが実感できるにぎわいを作るためには、やはり広域から人を集めることが不可欠となりますので、そうなると公共交通の充実が鍵となります。
早期にLRT西側延伸を完了させ、マイカーを排除した新しい都心開発が必要になるでしょう。
対象エリア不動産権利者との調整
いくら釜川ふれあい広場を盛り上げようと、いい企画やお金を集めても、対象エリアの地権者の協力なくして前には進みません。
エリア全体の協力がないと、中途半端な再開発となってしまい、人々を惹き付け活気を起こすことは難しいでしょう。
そういった面でも、民間だけでできることには限界があります。
宇都宮市の行政サイドが、税制や補助金なんかをうまく活用して、地権者の協力をうまく取り付けてほしいですね。
また、コンセプトにあった出店者への長期にわたる手厚い支援を行うことも重要だと思います。
LRT西側延伸にはまだまだ相当な時間がかかりますからね。
そこまでは、マイカーで来訪する人への駐車料を無料にする補助制度の整備など、周辺住民が気軽に立ち寄れる対策が不可欠です。
にぎわい継続のためには?
釜川ふれあい広場の再開発単体だけで、多くの人を街に呼び込むのは困難です。
周辺のキーとなる大型施設である、宇都宮パルコ跡地の再開発は中心市街地全体のにぎわい再創出には不可欠でしょう。
ただ、LRTの西側延伸が着工にいたるまでは、大きな民間投資を促進するのは難しいため、現状ではできる対策は限られます。
釜川ふれあい広場を短期間でいきなりブレークさせるのは難しいので、末永く長期渡って応援していくべきでしょう。
個人的には、釜川ふれあい広場周辺に、若者やニューファミリーが好みそうな、魅力ある住居物件が増えて、周辺に住む人が増えることが一番の対策になると思います。
また、市外からの来訪者を増やすためにも、魅力的な民泊物件や宿泊施設が増えることも期待されます。
いずれにしても、一過性に終わらすことなく、どうやって継続的に一歩一歩にぎわいを創出していくかが重要でしょう!
第一弾のブックカフェさんには是非とも期待したいですし、皆様の末永いご利用応援をお願いしたいです。
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