【にぎわい創出の場が変化する宇都宮の街!】東口駅前が街の顔に!?

2023年12月13日水曜日

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今まで宇都宮市で人が集まるにぎわいイベントの場はもっぱら街の西側であり、中心市街地でした。


しかし、LRT開通と共に、街に大きな変化が現れてきています。


それが、こちら!



JR宇都宮駅東口の駅前で、デジタルアートで街が彩られ、年末年始にかけてライブイベントなど人のにぎわいが創出されます!



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宇都宮市の行政として、東口駅前ににぎわい創出をバックアップし始めています。




宇都宮市に長く暮らした方ならわかると思いますが、人がにぎわうイベントを街の東側で行うこと自体が珍しかったのが過去の歴史です。


街一番の祭りである『宮まつり』も中心市街地で行われていますし、街の東側でにぎわいを感じる場所はベルモールくらいで、もっぱら『イベントごとは駅西で!』、というのが街の流れでした。


それが、LRTの開通と共に劇的に変化し始めています。



昨今は、街の顔としての役割が二荒山神社周辺から、JR宇都宮駅東口周辺へと変化の兆しが見え始めています。


来年にはLRT平石停留所に直結する「東部総合公園」が整備着工されます。



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新たに整備される公園では、初心者から上級者まで利用できるスケートパーク(3千平方メートル)をはじめ、BMXパーク(千平方メートル)、3人制バスケットボールなどがプレーできる屋根付きの多目的広場(1800平方メートル)、芝生広場(7400平方メートル)などが整備されます。


産直・園芸店やスポーツショップ、カフェなども出店する予定で、多彩なイベントが行わることが予想されます。


ますます、にぎわいの場が創出され、活気づく宇都宮市の駅東とは対象的なのが街の西側です。



中心市街地の活性化と再開発が大きな課題だが?


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以前のブログでも書きましたが、旧市街地の活性化は全国どこの街でも苦戦しているのが、現状です。


これも時代の変化なのである意味しかたのないことでしょう。



中心市街地衰退の要因は?


なぜここまで、街の顔である中心市街地が衰退したのかを考えると、大きな要因がマイカーの普及です!


マイカーの普及に伴い、郊外に巨大な駐車場を完備した施設の方がアクセスが容易になるので、必然的にそちらへ人が流れることになりました。


マイカーが普及する以前は、自転車や公共交通(電車やバス)が人々の大きな移動手段でしたから、公共交通のアクセスが集中する街の中心部に人が集まるのも当然でした。


自転車や公共交通から、徐々にマイカー移動へ人々がシフトするに連れて、駐車場への需要が急増することになりました。


街の都心はすでに不動産開発の余地がなく、新た駐車場を開発するのは困難ですから、増え続けるマイカーに対応できませんでした。


しかし、街の郊外には広大な土地がたくさん残されていましたから、人々の不動産需要も内から外へとダイナミックに変化しました。



マイカー移動で重視されるのは、駐車の利便性ですから、都心は圧倒的に不利です。


無料駐車場が当たり前にある郊外の店舗に比べ、都心では駐車場有料が当たり前。


売っているものが同じで、サービスも同じなら、誰だって郊外の店舗に足が向かってしまいます。


街のスポンジ化問題が深刻に!


誰もがマイカーに乗って移動するのが当たり前になり、郊外へ不動産開発の軸がシフトし街は急速にスポンジ化していきました。


人口が右肩上がりで、成長を続けている状況であればそれでも問題はなかったのですが、少子高齢化が進み、人口が減りだすと、スポンジ化の負の側面が急速に現れてきます。


今後懸念される大きな問題として、インフラの維持管理コストが注目されています。


ただでさえ、人口密度が減少するスポンジ化した街は、インフラの維持コストが高くなってしまいます。


税金を収める人が激減し、社会福祉を受け取る人ばかりになってしまうと、生活に欠かせない街のインフラ維持に支障が出るのは目に見えています。


他にも少子高齢化と人口減少が進むと様々な問題が懸念されています。



だからこそ、宇都宮市は先を見据えて、LRTを整備し、市街化調整区域の住宅建設の規制を強化も同時に行い、住民を街の軸となる場所へ誘導し、コンパクトシティ化へ向けてかじを切っています。


再び中心市街地でにぎわいが戻る日は来るのか?


不動産開発の流れをみれば、再び中心市街地ににぎわいイベントの開催も徐々に街の東側で行われる機会が必然的に多くなっていくでしょう。


イベントを東に食われるかたちで、中心市街地のにぎわい衰退が進むことは避けられないとみています。



歴史ある旧市街地は歩いて楽しい街でもありますから、東西が交通分断されていることが宇都宮市の大きな問題でもあります。


しかし、LRTで東西連携が完了すればこの流れも変わり、東西が連携したイベントも可能になります。


長年の街の悲願でもある、街の東西連携にはLRT西側延伸が不可欠です!


街全体の発展を考えても街の東西でバランスある発展が望ましいです。


粛々と早期にLRTを西側延伸し、街全体を盛り上げてほしいものです🙌



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宅建士・不動産コンサルティングマスター。株式会社サンプランの荻原功太朗が運営。速読を使いこなし、年間200冊以上を読書する活字大好き人間です。

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