LRTが開業し、すっかり様変わりしたJR宇都宮駅東口の駅前。
宇都宮の東エリアはLRTが日常の光景となり、スマートシティへと変貌しました。
LRTの利用者も市の想定以上で推移し、沿線の地価も高騰を続けており、すべてが順調に思えるようですが、、
実は、再開発は大きな懸案を残しています！
それが、再開発エリア内の未利用地。
本来ここには、ファイブスター★★★★★のラグジュアリーホテルができる予定でした。
しかも再開発の目玉と言える、地上２７階のランドマークタワーだったのです。
残念なことに、着工中にコロナ禍に突入し、世界的に旅行需要が急減してしまったため、計画が頓挫したのです。
以前のブログ→【悲報！】ＪＲ宇都宮駅東口の再開発、コロナの影響で高層ホテル開業が延期に！？
東口駅前にあるカンデオホテルズ宇都宮がちっぽけにみえてしまうような、巨大なラグジュアリーホテルが建つ予定だったんですよ。
計画延期の発表を受けた時は本当に驚きました(T_T)
それだけ、まだ宇都宮市の知名度が不足していて、将来性を疑問視され、ホテルへの投資を躊躇させてしまったのでしょう。
結局それから、LRTの工事や他のエリアの再開発は粛々と進み今に至っています。
LRTが予想以上の大盛況を迎えた今では、『なぜ計画頓挫に！？』と思う方も多いでしょうが、当時はLRT着工が決まった後ですら、新たな公共交通に対するネガティブ思考が高齢者層を中心に席巻していたのです。
そんな状況の中でコロナ禍に突入😱
ランドマークタワーの計画が頓挫。
で、現状は空き地状態、、😢
計画自体を知らなかった皆さんは最初から、イベントスペースとして敷地を確保していたのではと勘違いしている方も多いでしょうね。
で、最新の状況はというと、、？？
宙に浮いた開発用地は、イベントスペースとして利用され、先月は宇都宮市の新たなお祭り『カミナリ祭り』が開催され大盛況でした！
『災い転じて福となす』といった状況で、当初の計画では全く想定されていない、新たな交流の場として空き地が利用されています。
実はこの場所、一般の方々でも申し込みをすれば、イベントスペースとして格安で借りることができるのです！
貸出区分は３種類あり、イベントの規模に応じて借りられるスペースを選べ、価格も広さに応じて決まります。
気になる利用料金ですが、反面利用で一日たったの4510円！、全面利用でも8780円、人工芝部分も入れた全利用可能区画でもわずか10320円となっています！
ただし、利用用途は、物販、宣伝、展示などのイベント利用限定となっています。
宇都宮市で行われる毎年恒例の人気イベント『宇都宮餃子祭り』は、宇都宮城址公園で行われていますが、地の利を活かし、駅前のこの場所で開催されたら来場者が倍増する可能性も十分考えられるでしょう。
宇都宮城址公園は、首都圏からの公共交通を利用する観光客を誘致するには、交通アクセスが悪いですからね。
毎年秋に、開催される餃子祭りですが、年2回の開催とし、春は駅前で、なんてことになるかもしれません。
それだけ人を集めるのには好都合のポテンシャルを有する場所ですから、毎週のように様々なイベントが開催され、街が賑わうことが期待されます。
しかし、暫定利用の場所とあって、給排水、ガス、電源がなく、ステージ、照明、音響、トイレ等もないので、主催者でイベントに必須の設備を確保しないければなりません。
すぐにホテル開発が再開する予定もなさそうなので、宇都宮市には簡易なもので構わないのでイベント開催に必要なトイレや電源、給排水設備くらいは、早急に整備してもらいたいと思います。
卵が先か鶏が先か？を理解できないと開発が始まらない！
このまま長期でイベント用地として利用を続ける気がないのは、主要設備がないことからもよくわかります。
宇都宮市とはあくまでも暫定利用の措置としての貸出しなのでしょう。
宇都宮市にラグジュアリーホテルが必要ないとの意見は、先に需要があっての開発が前提で、ホテルができることによって新たな需要が生まれることを想像できていません。
LRT開発に反対していた方々の意見が、蓋を明けてみたら結局的外れだったことから考慮しても、ラグジュアリーホテル開発も開業したら想定以上の需要があったなんてことが大いに考えられます。
もともとこの場所はランドマークタワーとして高層ラグジュアリーホテルが建つ前提で再開発され、周辺建物もそれを見越して運営が計画されれていました。
隣にある宇都宮シンフォニー病院は、非常に高度な医療を提供できる病院で、世界から医療ツーリズムの富裕層を受け入れることを想定していると、うかがっています。
患者さんは入院を要するため病院に入っているとしても、付き添いの家族はどこかに泊まらなければなりませんから、隣にできるラグジュアリーホテルが受け皿になる予定でした。
また、最大2000人収容可能な北関東最大級のコンベンション施設である『ライトキューブ宇都宮』で行われるイベントにも多大な影響が出てしまうでしょう。
そもそもイベント施設運営に不可欠な訪問者の宿泊手配を、現在稼働中のカンデオホテルズ宇都宮と建設予定だった高層ラグジュアリーホテルセットで担う計画でしたからね。
世界から著名人を沢山招いて開催されるイベントや国内でも医療関係者が集まるようなイベントであったら、ビジネスホテルをちょっと贅沢にした程度のカンデオホテルズ宇都宮だけでは到底対応できません。
また、ツインリンクもてぎ等で県内各所で開催される世界的なイベントなんかでも宇都宮にラグジュアリーホテルがあったら、多くの方が宇都宮に滞在してくれることになるでしょう。
本来地元に落ちるはずだった富裕層の需要を首都圏ラグジュアリーホテルに取られてるケースはよく聞くところです。
再開発エリア全体がスムーズに活況ある運営を続けていくには、やはり計画通り客室を多く取れる高層のラグジュアリーホテル建設が不可欠でしょう。
コロナ禍も終わり、国内の観光需要も急回復しています。
宇都宮市にはタイミングを逸することなく、LRTで得た街のブランド力向上を活かし、ぜひともみんながよく知るネームバリューあるラグジュアリーホテル誘致を成功させて欲しいですね。
と、話は変わりますが、、たまにはオススメ新着の物件情報も！
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