LRTが開業してからSNS場で、宇都宮市のことを発信してくださる方が急増したことはうれしいかぎりです🙌
一過性のブームで終わらないよう、さらなる魅力アップには観光客を大幅に増やすことが不可欠でしょう。
日本中で魅力度の高い都市は、総じて宿泊観光客が数多く訪れる場所です。
観光に行きたいと思えない街は総じて評価が低いです。
ちなみに宇都宮市と同規模の都市である金沢市（人口４６万人）の宿泊客数の違いを見るとびっくりです。
２０１９年（コロナ前）の宿泊客数は、宇都宮市が１６３万人に対し、金沢市は３４３万人と、なんと２倍以上の開きがあります！
ブッキング・ドットコムで検索したら、金沢市には５つ星ホテルが１０件もヒットしました！
対する宇都宮市はというと、、ゼロ😭
前回、宇都宮駅東口の再開発エリアのラグジュアリーホテル開発頓挫について書きましたが、、
→【災い転じて福となす！？宇都宮駅東口のホテル用地でイベントが盛況！】なぜ再開発エリアにラグジュアリーホテルが必要なのか！？
金沢市よりも人口が多いにも関わらず、５つ星ホテルゼロとは、あまりにも差が有りすぎます💦
幸い、宇都宮市には『餃子』という、日本中に浸透しているグルメコンテンツがありますが、、残念なことに宿泊に結びついていないのが現状です。
今回は、最新の観光胴体調査を参照しながら、観光需要発掘と新たな不動産投資のチャンスについて全３回にわたり考察してみます。
宇都宮市は実は観光都市だった！？
宿泊客の少なさは同規模の金沢市と比べると半分以下でしたが、実は宇都宮市を訪れる入込客数（日帰り客）は桁違いの数なのです！
２０２１年に比べ、対前年比で約 184.3 万人も大幅に増加しています。
観光消費額も７０３億円と、対前年比で１００億円以上の増加と、１５％くらいの成長率となっています😳
今年はLRT開業の特需もありましたから、更に日帰りの観光客数と観光消費が増加しているのは間違いないでしょう。
どこからの来訪者が多いのか？
次にどこからの来訪者が多いのかを見てみると、
県内の市外からの来訪者が４３４万人と最多です。
県外からの来訪を見てみると、首都圏と茨城、群馬からの来訪者が６００万人あまりと、９割以上が関東圏からの来訪となっています。
逆に言うと、関東圏以外からの来訪者が圧倒的に少ない状況が否めません。
関東圏、特に北関東は人口規模は大きいのに空港アクセスが悪いのが影響しているのは間違いありません。
栃木県より人口規模の少ない地方でもほとんどの県で空港がありますから、首都圏以外の大都市圏と直接ネットワークを持っていないことは、遠方からの宿泊観光客を獲得するのに圧倒的に不利な状況なのです！
そのため、一民間企業の独断の調査でしかない、都道府県魅力度ランキングで栃木、埼玉、群馬、茨城が最下位圏をうろついてしまうのも必然の結果となります。
それだけ、全国の人を対象に魅力度を調査すれば、行ったことのある場所は遠方でも魅力度が高くなりますからね。
また魅力度ランキングは人口比でウェイトバック加点するため、現在居住している人の多い場所は必然的に魅力度が高くなってしまいます。
魅力という抽象的な概念を、単一な質問でランキング化することは本来不可能です。
それだけランキングはどの数字を抽出するかで結果が大きく変わる曖昧なものだけに、いい加減なイメージ操作に一喜一憂してしまうこと自体が愚かなことです。
群馬県は魅力度ランキングの問題点をよくまとめていましたので、引用させて頂きました。
怒る群馬県知事！😅
→根拠ある？ 北関東が低迷 都道府県魅力度ランキングを丸裸にする(毎日新聞）
→コンサル料を払ったら約5位上昇した？群馬県山本一太知事（テレ東プラス）
現実的には関東の東京一極集中のインフラ構想の結果が、北関東エリアから遠方の来訪者を遠ざけています。
もし首都圏に、羽田だけでなく、埼玉あたりにもう一つ大きな空港があれば状況は一変していたでしょう。
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