【LRTを軸とした公共交通の重要性とは!?】間違いだらけの公共交通不要論とは!?

2018年3月9日金曜日

宇都宮市でマイホームを 宇都宮市のLRTについて 宇都宮市の不動産と街の動向

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宇都宮市にとって100年に一度といっても過言ではない、インパクトのあるLRT(次世代型路面電車)開発事業。

まもなく、着工がはじまり、4年後には先行区域での運行が行われる予定となっております。



マイカー生活に慣れた宇都宮市の住民のなかには、なかなか公共交通の重要性がわからない方も多いのはしょうがないことなのかもしれません。



否定派のなかには、自動運転車がLRTの完成後あたりには普及するから、公共交通の整備は無駄になるなんて言う方もいたりしますが。。。


残念ながら、自動運転車の普及は、まだまだ先になりそうです。



自動運転車の普及の前には、電気自動車の普及が欠かせません。

動力がエンジンなのか電気モーターなのかは、自動運転にはどうでも良いような気がするかもしれませんが、エンジンは操作と反応にタイムラグが発生するため、反応が良く制御しやすい電気モーターの方が自動運転車にははるかに適しているからです。

そのため、自動運転車の普及の前にEV(電気自動車)が普及しないと話にならないことになるのですが、、、


ここにきて、EVの普及にブレーキが掛かる事態が発生しちゃってます。。(-_-;)

今のEVで使われている大容量リチウム電池を作るのに、必要なリチウムが重要旺盛で価格が2年足らずで3倍にも上昇しちゃってます。

更に問題なのが、リチウムイオン電池を作るのに欠かせない、レアメタルのコバルトが同期間に4倍にも上昇していて、各業界で取り合いになってしまっている事態!!


昨年に世界中で車のEVシフトの発表があってから、リチウムイオン電池の需要が急拡大することを見越して、コバルト価格が急騰。

深刻なコバルト不足は自動車に限らず、リチウムイオン電池を必要なすべての業界に影響を与えています。

アップルはなぜアフリカのコバルトを買い占めるのか?
EVやスマホに必要なレアメタルのゆくえ(wedge.ismedia)

携帯大手のアップルもコバルトの買い占めを始めるくらい、電池の材料不足は深刻な模様です。


このような、現状をみれば、EVの価格も当分高止まりが続くでしょうから、残念ながら自動運転車の普及は当分先になると予想されます。


LRTの開通の4年後なんかには全く間に合わないでしょうね。



というか、、、

もし技術革新でもあって急速に自動運転車が普及することになっても、間違いなく必要なのが、コンパクトシティ化の流れなんです!!

国としても人口減少に対応したコンパクトシティ化へ都市開発の流れを誘導しています。


つまり、自動運転車が普及したところで、交通弱者の日常の足が確保されたところで、問題は全く解決しないのです。

むしろ、街がさらに拡散して、問題が深刻になるだけです。

問題は、減っていく人口のなかで、いかに街をコンパクトにして効率的な運営を目指せるかが焦点なのです。


コンパクトシティ化の軸としてLRT(次世代型路面電車)が必要なのです。


このあたりを誤解している方が結構多いですね。

『人口が減っていくのに、新たに公共交通を整備する必要はない!』
『自動運転車が普及するだろうから、公共交通を整備する必要はない!』

どちらも間違いで、
正解は、『街がコンパクトシティ化に向けて動き出した!』ということになります。


以前のエントリーで書きましたが、すでに宇都宮市としてコンパクトシティに向けた立地適正化計画を打ち出しています!

→【全国初!宇都宮市が都市機能集積へ補助!】コンパクトな街づくりで笑う人!泣く人とは!?



日本全体で人口が減少していく中、不動産は確実に選別の時代に入っています。

宇都宮市内でも、いずれ価値がなくなってしまう物件と、ごく一部の価値を維持できる物件に超2極化するのはわかりきった事実です。


近い将来、人口密度の少ない市町村では、人口減少が加速していく中、確実にインフラの維持の問題が出てくるのは間違いありません。


すべての街で、今までの拡散の流れから、凝縮していく逆の流れが急速に進むことになります。


宇都宮市内でも、中心市街地のマンション販売が好調なこともあり、すでにこのような流れを実感している皆様も多いかとは思います。

→【中心市街地のマンション販売が好調!】宇都宮でもマイカーは時代遅れになるのか!?




今後は、国としてもコンパクトシティに逆行するような、開発行為に厳しい規制をかけるようになることが容易に想像できます。

そうなったら、郊外の不動産の価値は加速度的に価値を落とすことになるでしょう。

現に、市町村単位では市街化調整区域の開発を厳しくするところが増えてきています。



いずれにしても、人口減少が確実な日本では、コンパクトシティ化への流れは、逆らえない現実です。

宇都宮市も例外ではなく、人口のピークは数年以内に訪れると予想されています。


コンパクトシティの流れに乗れば、賢いマイホームの選択や、賢い不動産投資が行えるチャンスが増えることだけは間違いないでしょうね。


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宅建士・不動産コンサルティングマスター。株式会社サンプランの荻原功太朗が運営。日々の不動産業務や宇都宮市の動向に関するブログ。

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