宇都宮駅西口の再開発提案 地元大学生ら意見交換会(産経新聞)
発表では、JR宇都宮駅西口の風景がふぞろいで観光客に景観をPRできないとし、次世代型路面電車(LRT)の西口延伸計画に伴い、
「今が再開発の絶好の機会」と強調したようですね。
若い世代は基本的に公共交通インフラへの投資に賛成多数なのは当然でしょう。
若い世代ほど今の高齢者の社会保障のツケを払わされることはほぼ確定していますから、それなら自分たちも使えるインフラへの投資の方がよっぽど税金の使いみちとして良策と考えるのはうなずけます。
一方、人口ボリュームのある高齢者世代ほど、LRT(次世代型路面電車)のようなインフラ開発投資より『自分たちのために税金を使え!』的な、成長否定の負け戦政策への意識も強く、私の肌感覚では開発への賛否は半々といったところでしょうか。。(^_^;)
高齢者からしたら、先の短い人生だし、、インフラ投資に回すお金があるなら、自分たちの介護や医療のお金に回してほしいと考える方が多いのでしょうね。(-_-;)
実際、前回の宇都宮市の市長選は、【LRT開発 VS 福祉充実】のようなよくわからない、対決構図になっていました。
結果は、LRTの開発を推進する、現職の佐藤市長の勝利に終わりましたが、拮抗した選挙でした。
しかし、、この2極対立のような考え方は明らかに愚かな発想なんです。。(-_-;)
そもそも、公共交通が充実することで恩恵を受けるのは、高齢者を含む交通弱者です!
LRT(次世代型路面電車)開発自体が福祉充実の一貫になります。
その他にも、車に乗れない子供や学生、はたまた車を買う余裕のない生活困窮者など、、LRTの開発による公共交通の充実は街のすべての世代に恩恵を与える政策なのです。
一方、開発に反対しているような方々の発想は、自分たち(高齢者)だけに福祉の予算を重点的に使うような政策にしか興味がないようで、明らかに税の使い方としてバランスに欠いたものとなります。
高齢者の方々も、いつかはマイカーが危険になってくる時が来るでしょう。
そのときに公共交通がなければ、移動手段がタクシーのみになってしまいます。
街に公共交通のインフラが整備されていれば、沿線沿いに引っ越したりして、マイカーなしでも快適に暮らせる生活環境を守る機会が与えられます。
良くも悪くも今、街は大きな変化の始まりの中にあります。
今までの拡大拡散の街づくりから、縮小集約型に変化するときを迎えているのです!
考え方も大きく変化せざる得ないのです。
住み慣れた家で暮らしたくても、現実的にマイカー依存の場所では、マイカーを失ったとたんに生活が急変します!
マイカーに乗れないような状態では、自転車に乗るも危険ですから、移動手段は徒歩のみになってしまい、重い荷物を運んだりする日常の買い物すら苦労することになります。
追い打ちをかけるように、労働人口が急激に減っているので、郊外のコンビニやスーパーなどが今後どんどん閉店していくのは必然の流れです。
そして、今はまだ充実しているバス路線も運転手の不足から、路線の縮小は目に見えています!
→【宇都宮駅西側もLRTの早急な整備が必須!?】全国でバスの運転手不足が深刻に!?
また、郊外ほど無駄に大きな建物と広い敷地を有しているケースが多いので、お家の維持管理をするだけでも一苦労になります。
そうなったら、嫌でも住み慣れた家を離れて、便利な場所に引越しせざる得ないことは当然に予想できます。
高齢になったら、2階建ての家の階段すら苦痛になる方は結構多いです。
60代、70代位で体や頭が元気なうちに、郊外の広い戸建てやマイカーを手放して、着工中のLRT沿線や中心市街地のマンションなんかに引っ越しをしておくことは賢明な判断な局面に入っています。
ただ、高齢になればなるほど頑固になり、今までの慣習や習慣に異常な執着を示すようになってしまいますから、変化を促すのは容易ではないでしょう。
ほとんどの方が、限界までは今までの生活を維持し、いよいよ動かざる得ないとなった時に大きくカジを切る方がほとんどでしょう。
ただ、現実的な問題として、マイカーにも乗れないような高齢者が生活に困らない便利な場所に引っ越そうと考えた時に、貸してもらえる物件があるかどうです!
近くに、お子さんなどの若い身内がいれば、なんとかなるでしょうが、近くに親類もいなく独居老人で車も乗れないほどの状況の方を安易に受け入れてくれる大家さんは少数派です。
追い打ちをかけるように、今後急激に高齢者が増えることから、老人ホームなどの施設の不足も予想されています。
介護人材の不足も申告なことを考えると、どうあがいても裕福な高齢者以外は老人ホームなどの福祉施設に入るのも苦労するようになるでしょう。
まさに行き場を失った独居老人だらけになりそうな近未来。。。(-_-;)
結局、お金に余裕のある高齢者は郊外に住み続けようが、その後、豪華な老人ホームに入ったり、便利な場所にマンションを買ったりできますから何にも問題ないんですよね。(^_^;)
でも、、マイホームとわずかな貯金しかないような高齢者ほど、早く動けるうちに動いておかないと将来ひどい目に合う確率が高くなるんです。
ここへ来て、宇都宮市でも人気のない郊外の住宅や空家の買取依頼が増えてきました。
不動産業者も、リスクが高すぎて買取を断るような場所も徐々に増えてきました。
逆に、宇都宮市でも選ばれし立地の物件は、情報が出ると瞬足で売れていきます!
なぜなら、LRT沿線や中心市街地などのマイカーなしでも暮らせる場所はこれからどんどん開発が進んで便利になるので、高齢者も引っ越ししませんし、若い世代も理由がなければ留まります。
流入が多く、流失は少ないので、当然に価値は上昇します。
逆に、業者が買い取り悩むような立地からは、人が出ていく一方なのです!
今回、若い世代から『今が開発の絶好の好機』と叫ばれるのもうなずけます!
もし、ここ数年モタモタしていて、リーマンショックのような世界的な大きな景気の調整局面が来てしまうと、この先10年くらい開発がストップしてしまうことも現実として起こる可能性が十分にあります!
また、今の超低金利がいつまで続くのかも保証がありません!
超低金利の今こそ街の構造を変える長期の開発投資を行う絶好の機会であることは間違いないでしょう。
今はまだ、民間の投資需要もそこそこあるので、官の開発投資に、民間企業も乗っかって投資をしてくれる良い環境があります。
民間が投資できないような景気循環の流れになってしまったら、いくら宇都宮市がバラ色の開発計画を歌ったところで誰も踊りません!
だから、とにかく東武宇都宮駅まででもいいので、大至急にLRTの西側延伸を進めなければ街の経済発展に大きな損失を残すことになります。
当然に、JR宇都宮駅の西口再開発もLRTの開発とセットになりますから、まずはいち早く正式にLRTの西側着工にこぎつけるのが最善の策となるでしょう。
宇都宮市は過去にJR宇都宮駅東口の再開発計画がリーマンショックの影響で延期になり、その結果、再開発スタートが10年ほど遅れ、貴重な街の資産を有効活用できずに、経済発展を阻害してしまった苦い経験をしています。
同じ過ちを2度しないことだけはしてもらいたいですね。(^_^;)
★荻原功太朗の業務について★
私、荻原功太朗(宅建士・不動産コンサルティングマスター)は資産家の皆様を対象とした、投資物件の限定情報のご紹介、コンサルティング業務を担当致しております。不動産売買のご相談についても、ご指名頂ければ対応させて頂きます。
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