【現実に存在するのか!?正直不動産!】宇都宮市の不動産業界の闇について考えてみたら・・!?

2024年1月7日日曜日

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NHKのTVドラマ『正直不動産』が話題のようですね。


我が家にはテレビがないので、ドラマを見たことはないのですが、漫画なら読んだことがあります。


業界にどっぷりつかっている私からしたら当たり前のことも、身近な皆様にとって不動産業界の闇の部分は興味があり、エンタメとしても成立するのでしょうね。


確かに、私も両親と共に22年前に起業して不動産業界に飛び込んだときは驚きの連続でした。


うちは父親が銀行→大手住宅メーカーに長年勤務してからの脱サラ起業。


そして私は、まったく場違いな医療検査関連の仕事からの脱サラ起業。


私は先に会社を辞めて起業準備していた矢先、、両親から一緒に不動産ビジネスをやらないかと誘われてのスタートでした。


住宅メーカーに長年勤めていたとはいえ、不動産屋ビジネスに関してはまったくの素人の父と、事務職の仕事をしていた母と私、弊社サンプランは家族3人で創業し、今に至ります。


(20年ほど前に業界紙の取材を受けた時の私です。当時のやぼったい自分の写真が・・😅)



皆様のおかげで、今年で22年。


26歳から業界にいますので、宇都宮市内の同年代(40代)では最古の部類に入る業界人になると思います。


不動産業界は人材の流動性が高く、長い期間同じ会社に勤めている方はかなりレアなんです。


それだけサラリーマンの中でも超実力主義社会で、結果を出せば高額の賞与は当たり前で高収入を狙える反面、結果をだせなければ容赦なく叩かれ退場していく業界でもあります。


業界を生き残った実力のある方々はもともと独立思考が強いので、ある程度勤めたら脱サラして自分の会社を起業していくことになります。


そのため、不動産業界で会社勤めの方は、他の業界に比べて在籍期間が短くなる傾向にあります。



ドラマ正直不動産はなぜウケるのか?


知らいない方のために、ざっくりとドラマのストーリー概略を。


お客にとってデメリットな事実は巧妙に隠し、得意のセールストークでおいしい情報ばかり並べてきたトップセールスマンの主人公が、急に言わなくていいことまでペラペラとしゃべるようになってしまい、毎回毎回お客は大激怒。


契約寸前の案件は次々と台なしになってしまう。“正直すぎる不動産屋”となってしまい、営業成績はガタ落ち。


果たしてこれか厳しい不動産業界で生き残れるのか?……というストーリーだ。


つまり本作は、“家を売る人”と“家を求める人”の痛快な人間ドラマに仕上がっています。


同時に、不動産に特段詳しくない人でも普通に楽しめる痛快お仕事コメディーでもあります。


不動産業界を描いているが、不動産業界の“本当の姿”に迫っているかというと、そこはドラマですからかなり乖離している表現も多々あります。


しかし、それだからウケていると思います。



不動産業界のリアルな姿に迫りたいなら、ドラマではなくドキュメンタリーにすればいいですからね。


でもそれでは、あまりにもギスギスし過ぎてとても万人が楽しめる内容にはなりにくいでしょう。


さらに『事故物件』、『欠陥マンション』、『地面師』など一般の方でも言葉はなんとなく知っているテーマからわかりやすいエピソードを交えてストーリーが進んでいく。


そのため、不動産業界の内部を覗き見できて勉強にもなる構成になっています。


物件契約についての豆知識や不動産会社の営業テクニックなどは、一般の皆さんが家を探す立場になったときに役立つ情報も多いです。


刑事ドラマと一緒で、現実との乖離をうまく描写してコメディタッチにすることで不動産に詳しくなくても楽しめるようにうまく企画されている思います。


嘘つき悪者営業マンが闊歩するなか、一人正直に業務をこなす様は、「善を勧め悪を懲らす」水戸黄門的一面もあり、だからこそ見終わったときにスッキリ感がありウケているのでしょうね。


宇都宮市の不動産業界にも闇がある?


ドラマはどうしてもストーリーを面白おかしくするために、演出が過大になっています。


実際の現場でのやりとりはもっと水面下の心理戦が主となります。


とくに金額が大きく動く一棟マンションやアパート等の地主さんや資産家の方向けの、営業現場は修羅場で、3ヶ月続くだけでもかなり根性があると言われます。


今でも契約が取れなければ、会社に帰れない空気があるようです。



→本のリンク(Amazon)


不動産業界で一番ギスギスしているダークサイドを知りたければ、このあたりの本を読めば即リアルな闇を感じることができます😅


ただし本書で取り上げられているD社だけでなく、シェアハウス投資で破産した会社や文書の偽造を行った銀行など業界全体には様々な闇のダークサイドがあることもお忘れなく。


不動産にまつわる業務は幅広く、賃貸と売買、事業用の物件を扱う業者と千差万別です。


一番闇が深いのはどうしても一億円以上の大きなお金が動く現場です。


そこは騙し騙され魑魅魍魎の世界となりやすいですね。


ただ、宇都宮市は東京都心のように億ションがそこら中にある世界ではないので、一般の方々が取引するマイホームの現場では、多かれ少なかれ心理的駆け引きがあってもそれほど大きな闇はないと感じています。(現場に長くいるのでマヒしているかも・・😅)


都内の親戚(同業)と話していると、騙し騙されお客さんへの裏表が激しいのは当たり前のようで、地方であるがゆえに、それほど宇都宮の不動産業界はギスギスしていないと思います。


宇都宮市には都心で幅を利かせる大手仲介業者が進出していませんし、地元密着の業者がほとんどですから、基本は正直不動産になりやすいです。



宇都宮市で正直不動産を探す方法は?


とはいえ、当たり前ですが宇都宮市内すべての不動産業者が正直不動産ではありません😅


業界にいるプロ目線で、どうやって正直不動産の優良業者さんを見分けることができるかを、4つヒントと共にお伝えします。


  1. 宇都宮市内(県内)だけにしか事務所がない
  2. 営業継続年数が長い(最低でも10年以上継続)
  3. 専門分野やエリアを特化している(賃貸だけ、売買だけ等)
  4. Googleの口コミ


1 宇都宮市内(県内)だけにしか事務所がない


なぜこの条件かというと、先程もお伝えしたように、不動産業界は人材の流動性が激しい業界です。


宇都宮市にも少ないですが、首都圏や県外に本社がある業者さんも存在します。


そういった業者さんは県外から転勤できている営業マンが多くなります。


そうなると、生涯宇都宮市で仕事に従事する考えは毛頭なく、いずれ異動が確実なので、長期的視点の正直不動産対応より、目先の利益を重視する闇対応バイアスがかかりやくなります。


一方、宇都宮市内にしか事務所がなければ、地元での評判が絶対になります。


他の業者に転職するにしても、また宇都宮での勤務となると、評判はずっとついてまわりますから、必然的に正直不動産バイアスが強くなります。


ですから、判断材料の一つとして、地場の中小業者のほうが正直不動産対応をしやすくなるのは必然となります。



2 営業継続年数が長い(最低でも10年以上継続)


私も家族と共に創業し、ゼロから不動産業を始めたので、創業当時は安定した収益を確保できませんでした。


どこの会社でも創業当初は目先の利益を確保しないと事業が継続できないため、長期的なお客さんの利益追求に対応はしにくいです。


一方、10年以上も地場に根ざして、業務を継続できるようになってくると収益も安定し、地元の評判も考慮して、長期視点で正直不動産対応をしていくバイアスが働いてきます。


気を付けたいのは、会社を創業して間もないのに急速に業務が拡大している会社です。


新規参入はどうしても、既存業者との競争では不利になりやすいので、採算度外視の無理な営業対応や目先の売上増に邁進してしまう傾向が強くなります。


宇都宮市で長年、不動産業界にいる身として、急速にシェアを取った業者さんの多くは、その後急速にシェアを落とし、沈んでいく傾向が強いです。


一歩一歩着実に堅実に業務行う会社は、急成長はしないものです。


そのあたりは、急成長している業者さんのGoogle口コミなどを読んでいるとよくわかります。


3 専門分野やエリアを特化している(賃貸だけ、売買だけ等)


不動産業者も業務が多岐にわたりますから、事業継続年数が長くなればなるほど、専門の業務に特化していく傾向が強くなります。


弊社であれば、売買仲介と不動産開発(買取再販)が主ですし、賃貸管理がメインの業者さん、賃貸の客付けがメイン会社さん、新築戸建ての客付けがメインの会社さん、もっとニッチなところでは月極駐車場の管理や客付けがメイン業務の会社さんなんかもあり、それぞれ得意分野があります。


不動産を売ろうと考えているのに、賃貸管理を主とした業者さんに相談にいっても、満足を得るのは難しいです。


更に、不動産業はニッチなエリアに特化した特殊な業界です。


宇都宮市の物件を市外や県外の業者に任せたら、満足行く対応はまず期待できないでしょう。



4 Googleの口コミ


昨今は、ネットでの口コミ評価が業者選定する際、最も参考にされるツールとなってきています。


飲食店選びなどでもそうですが、Googleマップの評価を読めばおおよそ、そこのお店の内容が想定できるので便利な世の中になりました。


しかし、、ここでも重要な問題点が!


不動産のお店は飲食店と違い、気軽にちょくちょくサービスを利用する業界ではありません。


そのため飲食店選びの時のようにGoogle口コミ評価を真に受けると判断を誤ります。


なぜなら、このような口コミ全盛の時代になり、高評価をお金で売る業者も散見しているからです。


判断材料の基準はもちろん☆4以上の高評価店になりますが、


気をつけたいのは、評価が☆5ばかりの会社です。


どんなお店でも、営業マンとお客さんの相性もあり、少なからず低評価も付くのが普通です。


バランスの良い高評価店は、☆1☆2の低評価と☆5や☆4が混雑しているものです。


皆さんも経験がありませんか?


☆5ばかりの評価の飲食店に行ってみたら、期待外れだったこと😅


☆の数より重要なのはコメントの内容です。


低評価でも高評価でもお客さんがどのようなコメントしているかに注目すると正直不動産度がすぐにわかります!


それとビジネスオーナーが評価された口コミに対して、返信のコメントですぐに対応しているような業者さんはアフターケアもしっかりしてる傾向が強いと思います。



実際の現場で満足度を大きく左右するのは、不動産営業マンとの相性が最も重要な要素になると思います。


皆様が不動産業者を選ぶ際の参考になれば幸いです🙌


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