20年以上にわたり、宇都宮市で不動産売買と開発にたずさわる身として、同業者やブローカーの諸先輩方から貴重なお話をうかがえることが多々あります。
アクの強い方も多く、大変刺激的な話や政治絡みのウワサ話など日々興味は尽きません😅
そんななか、今回は注目のLRT沿線のおける巨大利権が絡みそうな、ある不動産開発のウワサ話について考察してみます。
このような話は通常はコンサルをさせて頂いている、お客様限定でお話させてもらっています。(詳しい詳細や経緯はここで言えないことも多いので、、😅)
一部の投資家の皆様にとっては貴重な情報だと思いますが、あくまでもウワサ話、業界の与太話的な受け止めでお願いします🙌
LRT沿線は宝の山?
開業1ヶ月を過ぎ、街にもすっかり馴染んできた宇都宮市のLRT。
沿線の地価は着工前の水準から比べて、概ね20%〜50%程度、上昇しているのが現場の実感です。
特に、ベルモール周辺の人気は凄まじく、ベルモールに隣接する分譲マンション【ベルコート】は宇都宮で一番人気のマンションです。(弊社マンションカタログデータより)
JR宇都宮駅東口から国道4号線までの商業地では、高層の分譲マンションが相次いで建築されていますが、4号線を超えたベルモール周辺までは人気沸騰中の住宅街となっています。
不動産開発に詳しい方ならいざ知らず、一般の皆様はベルモールより先が急にのどかな風景になるのを不思議に感じる方も多いのではないでしょうか。
なぜベルモールから先は住宅が少ないのか?
不動産に関する知識のない方のために簡単に解説します。
これは宇都宮市の都市計画マップです。
白色部分は市街化調整区域の指定になっていて、規制により一般の方が住宅を建てられないエリアになっています。
そのため、好立地な場所なのに、田畑が広がった地域になります。
LRTが開業する前までは、さほど注目を集めることもありませんでしたが、水面下ではすでにLRT工事着工後、すぐにこのエリアの不動産に動きがありました。
それは、、
このエリアの土地をある不動産ブローカーが買い集めているという情報です。
通常は市街化調整区域の土地は二束三文でしかありません。
そもそも、ほとんどが農地なので、農家限定で一般の方が購入することはできないエリアになっています。
そのため、値段はあってないようなもので、よほどのことがないかぎり取引が行われることはありません。
そんな現状では価値のない場所を、ある不動産ブローカーが買い集めているとのこと。
勘の言い方ならピン!と来たとおり、このエリアの規制が近い将来緩和される可能性が高いとみられているのです。
しかもそのブローカーは政治がらみの案件に精通している業者です。
現状では宇都宮市が、平石停留場前に「東部総合公園」を整備することを発表しています。
約3万3500平方メートルの広大な敷地にスケートボードや3人制バスケットボール「3x3」の競技場を備える予定となっています。
スケートボード場は約4000平方メートルと国内最大級にする計画で、2026年度以降の開業を目指しています。
詳細はこちら→【宇都宮LRT沿線の気になる新施設!?】国内最大級のスケートパークがあの場所に!?
しかし、行政からはまだ公園の開発以外はこのエリアに関する、大きな規制緩和などのアナウンスはありません。
平石停留所、平石中央小学校前停留所、飛山城跡停留所、この3つの停留所周辺の広大な鬼怒川の東西両岸の未開発の土地は『宝の山』となっています!
現状で宇都宮市は調整区域内にある停留場周辺の活用について「地域の特性に合わせて住民と意見交換しつつ考えていく」といい、今まさに知恵を絞っているところだとのこと。
ただ、土地の用途変更について佐藤栄一市長は「民間活力を生かすことが重要なので、需要がある場合にはどういう対応ができるか考える」と述べるにとどめています。
しかし、足の早いブローカーの動きから察するに、近い将来、規制が緩和され市街化区域に変更になることが予想できます。
二束三文の土地がいきなり、億を超える土地になることが現実的になるかもしれません。
まさに政治案件で、先に情報を知っている人たちが大儲け。
いつもこのブログで再三言っているように、
不動産投資の王道はキャピタルゲインです。
一般の素人向けセミナーでは、家賃収入インカム話ばかりで、詐欺まがいのワンルームマンション投資なんかのカモにされてしまう投資家が多いのが現状です。
本当の儲けの源泉はすべて、このような水面下の情報の中にあります。
ただ、一般の投資家の方がそもそも所有権を取得できないような農地を買うのは相当なノウハウが必要なプロ案件なので、2番煎じでもいいので、この辺りの投資案件に食い込むことができればラッキーでしょう。
結局、いつの時代も、『情報を握るものが勝者』になる法則は不変です。
残念ながら情報の価値に気づかない方が多いので、安易な詐欺まがいの投資案件が不動産業界から無くなることはないのです。
いずれにしても、『なぜ、開発できない土地に停留場をつくったのか?』を逆読みすれば、注目すべき投資案件への道が見えてくるのではないでしょうか。
★荻原功太朗の業務について★
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