→前回 【3−2宇都宮市に足りない観光インフラとは!?】LRTと連携してない観光コンテンツ(T_T)!?
宇都宮市を訪れる観光客の多くは日帰り!
宇都宮市は『餃子』という、ビッグコンテンツを持っていて、観光客そのものを誘致するポテンシャルはすごい力があります。
入込客の40%は県内からなので、そこは日帰りだとしても、県外から訪れる644万人に対して、宿泊客は176万人です。
ざっと計算すると、県外から観光で訪れる皆さんの宿泊率は27%。
実に70%以上の方々が日帰り観光となっています。
3−1で書きましたが、空港が近くに無いことが遠方から観光客の来訪機会が少なくなってしまい、特に名古屋圏や関西圏から直通で北関東エリアに行けないことは認知不足の大きな要因になっていると思います。
現状は首都圏の日帰りメインの郊外バカンス地としてしか認知されてないことが如実にデータとして表れています。
今から、空港を整備するのは現実的でないので、新幹線が大阪から東京駅での乗り換えることなくで仙台くらいまで直通運転できるようになると、西日本からの観光客の誘致に弾みがつくこと間違いないのですが、、JRの縄張り問題でなかなか現実は難しそうですね😅
街の観光収入を上げる観点からは、宿泊客数をいかに増やすかが課題になるでしょう。
なぜなら、観光客は滞在時間が長くなればなるほど、その街でお金を使っていくれるからです。
圧倒的に少ない外国人観光客数(T_T)
宇都宮市は残念なことに外国人観光客の認知度が低いです。
3−1で比較した金沢市のコロナ流行前、2019年の宿泊客343万人のうち、なんと61万3千人は外国人です!
宿泊客の18%あまりは外国人です。
一方同じ年、2019年の宇都宮市はといえば、、
宿泊客は金沢市の半分にも満たない、宿泊客数162万人。
そのうち外国人はわずか、、7.5万人です😅
宿泊客に占める外国人の割合はわずか4.6%と、ここでも金沢市と4倍あまりも開きがあります。
認知度の違いはあるにせよ、あまりにも数字が開き過ぎです。
なぜ宿泊客が少ないのはインフラ不足のせい?
宇都宮市はそもそも入込観光客数でみれば、県外から644万人を誘致しているのでかなり知名度はあるのです。
しかし、宿泊につながらない。
宿泊施設に不動産投資のチャンスがある!?
3−1で書いたように、比較した金沢市には10件ほど5つ星ラグジュアリーホテルがあります。
一方宇都宮市はゼロ😭
宿泊観光を目的とした方々にとって、魅力あるホテルが少ないのは否めません。
特にJR宇都宮駅周辺は、ビジネスホテルばかりで、観光客がゆったり滞在できるようなホテルは皆無です。
ここには、大きな不動産開発の余地があるのは間違いないでしょう。
そもそも、644万人も県外から観光客を誘致できていますから、泊まってみたい施設があれば、宿泊につながる可能性は高いです。
しかもLRTができたことで、『餃子』+『LRT』が観光コンテンツとして定着していくことは間違いないでしょう。
宇都宮市も『LRT』を観光コンテンツがするための施策を打っています!
→LRT開業から2カ月、利用者数80万人 一日乗車券11月3日発売 ギョーザ券付きパスも
餃子券付きのパスがあるのが面白い!
乗り放題のパスを作ることで、観光客の滞在時間が増え、観光収入と宿泊につながるチャンスが増えることが期待されます。
宇都宮市の迅速な対応は素晴らしいですね👍
どんな宿泊施設が求められているのか?
宿泊施設に不動産投資があるとはいえ、一般の皆さんがいきなり巨大なホテルに投資するなんて全く現実的ではありませんよね。
個人で行える不動産投資として考えられるところで、注目すべきは民泊物件です!
エアビーをチェックするとわかりますが、宇都宮はホテルだけでなく、小口の民泊物件のラインナップも貧弱で開発余地が大きいです。
現状では、特に外国人観光客が好みそうな古民家&和風物件は皆無です。
参考になりそうなのが、宇都宮市と似たような課題を抱えている都市を調べていて気になったのが、岡山県の倉敷市にある民泊物件です。
岡山県では県庁所在地で東に隣接する岡山市に次いで第2位(中国地方では第3位)となる約47万人の人口を擁し、岡山市や周辺自治体と共に岡山都市圏を形成している街です。
そちらの物件を紹介します。
それほど交通アクセスのいいとは言えない倉敷市で、200件以上のレビューで4.98のほぼ満点に近い評価を受けている高稼働施設です。
このような魅力ある宿泊施設なら、そこを目的に海外からでも人を集客できるのがよくわかります。
宇都宮市でも外国人に受けそうな、古民家和風の民泊物件があれば受けると思います。
また、ロケーションはJR宇都宮駅周辺ならベストですが、現状ではLRT沿線に民泊物件がまったくありません。
JR宇都宮駅周辺では民泊向け物件の確保は難しいですが、LRT沿線まで範囲を広げれば手頃な古屋が見つかる可能性も高まります。
高稼働の民泊物件を開発できれば、賃貸物件より収益率が格段に大きいです。
そういった意味で、オーバーマーケットになっている賃貸物件投資より、観光客向けの民泊物件開発には大きなチャンスがあると見ています。
また、宇都宮市がLRTの1日乗車券を発行することからも、沿線には宿泊施設以外にも観光客向けの投資チャンスが大きいでしょうね。
現状では、観光客が寄ってみたいたと思うような魅力あるカフェなんかも沿線には見当たりませんからね。
LRT沿線に魅力的なカフェや餃子店などが点在するようになると、LRTに乗って食べ歩きができる観光が可能になり、滞在時間も増え、宿泊増にもつながるでしょう。
先日、東京含む、47都道府県すべてで人口が減る衝撃のニュースがありました!
→日本人の人口、全都道府県で初の減少-全体の減少幅も過去最大(ブルームバーグ)
長期的にみても、不動産投資は新たな局面に向けてシフトしているのは間違いありません。
今までにない新たな視点で、先行して不動産開発ができれば、大きなチャンスがあるでしょう。
★荻原功太朗の業務について★
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