【著名人→『家を買うのはバカ!』は本当?】インフルエンサーの意見を鵜呑みにした末路とは!?

2023年9月25日月曜日

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終の住まいとして、『賃貸か? 持ち家か?』はよく議論に上がるテーマですが、著名人やインフルエンサーの多くが「家買うのはバカ!」と聴衆を煽る場面をよく見かけます。


この言葉を発信する人たちの多くが金銭的に余裕のある富裕層や投資家であり、家を購入されてしまうと彼らにとって不都合になってしまうのです。


なぜなら彼らは、直接、間接問わず貸す立場だからです。


搾取される人がいないと成り立たないのは立場の違いを見れば明らかです。


投資家は儲けるために不動産投資を行います。


誰から儲けを得るのでしょうか?




当然ですが、賃貸を借りる入居者からです。


投資家はできるだけ多くの人がマイホームを購入せずに賃貸暮らしをすることが有利となります。


だから、賃貸が理想の住まいだと声高にポジショントークするのは強者側からしたら当然です。


そして、この言葉を信じ家を購入しなかった人たちを待ち受けるのは「悲惨な将来」になりかねない現実が待ってます。


マイホームを買わなかった選択で訪れる問題とは?


特に老後のことになりますが、賃貸利用者の一方的な意見で、「これから少子高齢化でアパートは余るから、家主は入居者に困ってどんな条件でも入居者を入れるだろう」という理屈はよく言われていることですが、この条件が現状では成り立っていません。


なぜなら、いまだに高齢者の4人に1人が賃貸を借りられないと言われており、家主は孤独死などを懸念して、なかなか貸したいと思えないからです。


実際、私が管理させて頂いている物件の多くでも、単身高齢者の入居についてオーナーと相談すると、近所にお子さんがいてすぐに駆けつけられるような状況でも無ければ、貸したくないと返答される方がほとんどです。


こういった点からもインフルエンサーが発する、「家を買うやつはバカ!」理論は、強者のの勝手な都合の良い理屈に過ぎないことがうかがえます。



『でも、これから人口減少も進むし、貸してくれる大家さんはいる』は本当?



まず、あなたが大家さんになったとして、想像してみてください。


あなたは、アパートのオーナーです。


ある高齢者に部屋を貸しました。


その老人は貸した部屋で孤立死しました。


異臭がするとの通報で発見され、アパートは腐敗臭で、ほとんどの若い優良入居者が退去してしまいました。


家賃収入が激減したのに、オーナーであるあなたには、アパートの多額の改修費用がのしかかります。


この場合の改修費用は想像以上にかかります。


人間の腐敗臭は強烈で、床、壁、天井の張替え程度では簡単に取れません。


基礎組も作り替えなくてはならない場合すらあります。


なんとか改修して、自然死の場合でも遺体の状況によっては告知事項となり、3年間の告知義務が発生するため、「事故物件」扱いとなってしまいと、その後、長期にわたり安い賃料でしか貸せません。



最悪の場合、「大島てる」のような「事故物件」サイトに投稿され、「幽霊が出る」「呪われている」と風評が立ちます。


さらに悲惨なことに、亡くなった老人には預貯金もほとんどなく、遺族は改修費の請求を「相続放棄」で逃れます。


遺体の処理にかかった特殊清掃や修繕費(100万円以上)もオーナーであるあなたの出費です。


月に4万円の家賃が欲しかったために、数百万円の損と、誰も入居しないアパートが残るというのが厳しい現実です。


そういったリスクがあると知って、あなたは独居老人に大切な部屋を貸せるでしょうか?


リスクとリターンを考えたら積極的に貸す人はいないのは当然の帰結です。


立場の違いを理解できれば、なぜ空き家のままの方が独居老人を入居させるよりいいと思う大家さんが多いのかは理解できるはずです。


つまり、「家がないと老後住むところを探すのはかなり難しい」ということになります。


家を買わないメリットは本当?


では彼等の言う家を買わないメリットの多くは、『転居が簡単』、『借金がないので気楽』等となりますが、、、実際はどうでしょうか?


多分ほとんどの人が、頻繁な転居を望みません。


それなりにお金もかかるし、転居には様々な住所変更手続きが必要になりますからね。


転勤を嫌がる人が多いことからも、日本では住み慣れた場所を離れることを苦痛に感じる傾向が強いです。


また借金がなくて気楽とはいえ、死ぬまで一生家賃を払い続ける必要性があることから、金銭的な負担からほんとうの意味で気楽とは言い難いでしょう。


逆に、マイホームならローン完済後は、税負担や維持費の負担はあってても毎月の支払いがなくなる心理的負担が減るのは間違いありません。


こうやって追っていくと、「家を買うやつはバカ」という情報自体が空論に見えてきます。



「有名な人が言っているから」「この人が言うなら本当かも」などと他人の言葉に振り回されず、言葉の真意を考える!


生きている限り必ずどこかに住まなければいけません。


50代くらいまでの体も丈夫で収入を得やすいうちはいいですが、衰えを感じ始めた60代、70代になっても家賃を払い続けたいですか? 


先を見越して、マイホームを30代で購入した人たちは70代になる頃にはローンの支払いが終わっています。


かたや賃貸に住み続けている人たちは、70代を超えて少ない年金から最低でも5万円くらいを毎月払い続けなければいけないのです。


家を買わない理由として自分なりの考えや事情をお持ちなら、賃貸に住み続けるのも一つの選択肢です。


ただ、安易にインフルエンサー等の著名人の意見を真に受け、「家を買うやつはバカ!」と言う言葉を信じて購入しないのであれば、もう一度よく考えてみてください。


その日暮らしの賃貸生活では、どうしても長期展望を見越した資産形成を考える動機が生まれにくくなってしまいます。



実際に高齢者が「年金、月にいくらもらっている?」は衝撃の内容です。


月受取額の分布を1万円刻みでみていくと、国民年金受給者(3,300万人)で最もボリュームが多いのは「6万~7万円未満」で44.8%。


厚生年金受給者(1,600万人)では「9万~10万円未満」「10万~11万円未満」が7.0%。


また「17万~18万円未満」が6.44%。


これは65歳以上男性の平均受給額が16万9,006円、65歳以上女性の平均受給額が10万9,261円であり、その近似値ということで、ボリュームが多くなっています。


ここから家賃と生活費をまかなうと考えると、賃貸暮らしで負担が少なかった分、それなりの資産を貯めておかないと、死ぬまで働き続けなければならない厳しい現実が見えてきます。



著名人の意見を真に受けていなかったら・・・(T_T)


最後にとある有名なインフルエンサーのブログリンクを!


→『夢のマイホーム』


ちなみにこのブログは2008年のものです。


もし、2008年にインフルエンサーの意見を真に受けず、東京都内にマイホームとして中古マンションを購入していたら・・



購入時から現在では約2倍の価格になっています!


つまり、ローンを完済終わってなくても、今売って換金すれば、10年以上タダで住まいを確保でき、さらに手元に多額のお金が含み益としてもらえることになります。



結果論ですが、2008年にマイホームを買わない!との決断は大間違いだったことになります。


普段意識しなくても、著名人の言っていることはなんとなく正しいと感じてしまうのは人の常です。


しかし、マイホームの事案から見てもわかるように、彼等はつねに気まぐれのポジショントークをしているに過ぎません。


影響を受けているユーザーに都合の悪い内容はスルーが当たり前。


だからこそ、あなた自信が人の意見を鵜呑みにせずに、自分のライフスタイルや将来イメージを真剣に考えて住まいについて考えることが重要です。


少なくとも、マイホーム・賃貸どちらを選ぶにせよ、あなた自身でしっかり考えた上で、決断を下せば、後悔することはないでしょう。



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私、荻原功太朗(宅建士・不動産コンサルティングマスター)は資産家の皆様を対象とした、投資物件の限定情報のご紹介、コンサルティング業務を担当致しております。不動産売買のご相談についても、ご指名頂ければ対応させて頂きます。
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