【宇都宮市東部の渋滞緩和へ!】みずほの通りが21年3月開通で 鬼怒テクノ通りのアクセスが向上!?

2020年11月15日日曜日

宇都宮市でマイホームを 宇都宮市のLRTについて 宇都宮市の賃貸ネタ 宇都宮市の不動産と街の動向 不動産投資・大家さんネタ 不動産売却

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 先月の28日、宇都宮市が整備を進めてきた上籠谷(かみこもりや)町の市道「みずほの通り」が来年3月に暫定的に開通する、と発表されました。


→ みずほの通り 21年3月開通 宇都宮市、周辺の渋滞緩和へ(下野新聞)

これにより国道408号上籠谷交差点と鬼怒テクノ通り間の約1.7キロがつながり、上籠谷交差点から真岡市の井頭公園へは迂回(うかい)が不要となり、従来の10分から6分短縮され4分で行けるようになります。


前回に書いたブログの「宇都宮コンパクトシティ構想」実現に、また一つ近づいたわけです。



以前にブログで紹介した「宇都宮コンパクトシティ構想」については、市内中心地における交通インフラ整備と併せて「環境未来都市うつのみや」の実現に向け、脱炭素社会の構築を図るため、令和34月を目途に、再生可能エネルギーの地産地消を推進する「地域新電力会社」の設立に向けても取り組みが進められています。


宇都宮市が保有するバイオマス発電(クリーンパーク茂原等)や、電力の固定価格買取期間が終了した市内の家庭用太陽光発電による再生可能エネルギーを、一部の市有施設LRT等に供給することで、宇都宮市における「二酸化炭素排出量の削減」や「地域経済の活性化」を図るとともに、電力売買で得られた収益を活用し、地域の低炭素化など市の地域課題の解決を図る計画です。



特に注目したいのは、改正FIT法により一般家庭で固定買取期間が終了した太陽光発電による余剰電機の引受先が出来ることです。


ほかの地域では固定買取期間が終了した場合は、個人が追加投資を行い「蓄電池を導入」するか「日中に使用しきれない電気を捨てるか」の選択肢しかありません。


家庭で使用できるレベルの蓄電池は高額で、蓄電容量にもよりますが、設置工事費も含めると100万円程度の予算を見なければならず、蓄電池寿命を考えると費用対効果に懸念が残ります。


その意味で宇都宮市による「第三の選択肢」提案は市民にとって、ありがたい話です。

今後は地域新電力会社の設立に向けて、市と共同で出資・参画する民間事業者の募集を行う予定です。




計画は段階的に進められる予定となっています。


市が保有する再生可能エネルギーを活用した脱炭素化の推進 再生可能エネルギー供給によるLRTの脱炭素化(ゼロカーボントランスポート(1) の実現)


ブランディング価値の向上 小売電気事業の収益を活用した地域課題の解決(シュタットベルケ(2)の構築) ゼロカーボントランスポート:再生可能エネルギーの供給によるCOを排出しない公共交通 シュタットベルケ:地域の自然エネルギーを生かした電力事業を始めとする公益事業と地域の交通維持や経済の活性化などの地域課題を,地域資源と住民の協力で解決する取組の構築。



クリーンパーク茂原における安定した廃棄物発電(発電出力7,500㎾)のほか,卒FIT家庭用太陽光発電(合計出力約1,800kW(約900世帯相当分))を電源とし,販売 先として大口の需要家である宇都宮市の市有施設(本庁舎など約250件)やLRTを見込むことで,安定的な経営が可能(会社の事業収益(純利益)は,約3,500万円/年)であるとしています。




具体的な流れとしては



官民共同による会社の設立 市の政策目的に沿った公共性・公益性の高い取組の実施を担保するとともに,専門性の高い 小売電気事業の運営に当たり,民間事業者が有する専門的な知識・ノウハウの活用が不可欠で あることから,官民共同の株式会社を設立する(市内事業者の参画・連携を図る)。


  資本金・出資割合 市の政策目的に沿った公共性・公益性の高い取組の実施を担保するため,本市の出資割合は, 普通決議の単独議決権の確保が可能な51パーセントとし,資本金の額については,今後選定 する民間事業者との協議により決定されます。


  設立時期 令和3年4月を目途に地域新電力会社を設立し,令和4年1月(クリーンパーク茂原の卒F IT)から小売電気事業を開始する。


この事業実施体制は民間事業者が中心となり,市と協議・調整を図りながら,「総務・財務」や「広報・営業」, 「顧客管理・庶務」など小売電気事業等に関する事業運営を行います。 


 小売電気事業に関する業務については,当面の間は,その知識・ノウハウを有する民間事 業者が中心となって実施しますが,将来的には地域内での資金循環や雇用創出等を図るため, 会社内での人材雇用による業務の内製化を目指すとのことです。




今後のスケジュールとしては



令和2年11月中旬~から民間事業者の公募が行われ


令和3年2月中旬に優先交渉権者の決定,会社設立に係る基本協定の締結 3月 会社の事業計画の策定議会における予算案(市出資金)の審議を経て

 

令和3年4月以降 会社設立 事業開始準備(国への小売電気事者登録等) 

6月に議会に対する経営状況を説明する書類の提出(議員協議会における説 明)(これ以降毎年実施)


令和4年1月に本格的な事業開始(クリーンパーク茂原からの電力調達,市有施設への電力 供給)が予定されています。


このような、全国的にみても先端を行く官民共同体で計画される先進的な計画は、結果的には「宇都宮の住みやすさ」に帰結します。


「在宅推奨」により「一極集中型」の都市構想は瓦解し、ITに長けた世代を中心に「地価が適切で、インフラ整備が整っている」エリアへの移住が具体化しています。


人の流れが活性化すると、全国的にも問題となっている空き家問題などの遊休不動産に需要を与えます。


私たち不動産業の使命として、今後とも継続的に「宇都宮コンパクトシティ構想」関連の情報を発信し続け「環境未来都市うつのみや」の広報活動の一端を担っていきたいと考えています。


★荻原功太朗の業務について★

私、荻原功太朗(宅建士・不動産コンサルティングマスター)は資産家の皆様を対象とした、投資物件の限定情報のご紹介、コンサルティング業務を担当致しております。不動産売買のご相談についても、ご指名頂ければ対応させて頂きます。
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宅建士・不動産コンサルティングマスター。株式会社サンプランの荻原功太朗が運営。日々の不動産業務や宇都宮市の動向に関するブログ。

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