寒いのが苦手な私にとっては過ごしやすくて良いのですが、、、
この異常気象が日本中で深刻な問題となっているようです。
雪足りない いつもと違う…異常気象深刻 凍結やウサギ食害 春の生育心配(日本農業新聞)
去年は台風の甚大な被害が記憶に新しいですが、もはや異常気象でもなく、地球の気象は確実に目に見えて変化してきています。
その原因がなんであろうと地球環境は常に変化しているのは歴史をみれば明らかですからね。
だから、異常気象なんて表現自体がそもそも間違っていて、気候の変化に対応していくのが人間が生きる上で避けて通れない道なんです。
トレンド言えば、明らかに地球は温暖化が進んでいます。
それは気象庁が発表している海面水温の長期変化傾向(全球平均)をみれば明らかです。(*_*)
このグラフを見れば一目でわかるように、過去100年間で明らかに海水温は上昇トレンドを示しています。
海水温が上がれば上がるほど、大きな台風が発生する確率は当然高くなります。
つまり、去年の台風被害のようなことが毎年起こることも想定されていくことになります。
ここから本題の不動産と気候変動についての重要な話をします!
今は、不動産業者も銀行などの金融機関もこの気候変動と不動産の価値の連動を行っていません!
つまり災害で被害が起こる可能性の高い立地のリスクが不動産の価値に全く考慮されていないのです。
去年の台風被害で宇都宮市でも田川の氾濫があって被害にあわれた方が数多くいます。
【台風19号で宇都宮駅前の田川が氾濫!大通り周辺に泥水が流れ込む!】中心市街地周辺のハザードマップを確認してみたら!?
去年のような超大型の台風が、毎年のように上陸することを想像してみて下さい。(-_-;)
常に川の氾濫を気にして、家が水浸しになってしまうような危険な場所に住みたいと思いますか?
去年の田川の台風被害は1947年のカスリーン台風以来の大きな氾濫のようで、約60年ぶりの出来事だったようですが、それから治水工事が進んだ今、洪水被害が起こってしまったことは衝撃の事実でもあります。
海水温上昇のトレンド続く限り、台風被害が更に大きくなることは予想されることで、それにともなって、去年浸水被害を受けたような場所は間違いなく不動産の価値減価が反映されていくことは確実です。
これは宇都宮市の不動産に限ったことではありません。
全国的に災害に弱い立地でも今までは、不動産価値の減価はあまり意識されていませんでした。
しかし、今季の暖冬しかり、去年の台風被害のような気候の明らか変動が人々に認識されればされるほど、災害に強い立地の不動産の価値は上昇します。
逆に、ハザードマップで浸水の可能性が高いと予想されるような場所の購入需要は大きく減ることとなり、当然に不動産の価値も下落する可能性が高いです。
首都圏では今まで人気のあった武蔵小杉なんかも水害に弱いことから人気が頭打ちになるとみています。
しかし今はまだ、取引の現場をみていてもそれほど災害のリスクの高い立地の評価減がそれほど意識されていなのが現実です。(^_^;)
だから、ある意味では災害リスクの高い立地の不動産を所有しているのなら今が売り時でもあります!
もし数年以内に去年と同じような台風が上陸して、再び田川が氾濫するようなことがあったら確実に災害リスクが物件価値に反映されていくことは確実です。
これからマイホームの購入を検討しているような皆様は、どんなに物件が気に入っても自然災害リスクの高い立地は避けるのが賢明でしょう。
とにかく物件購入時には必ずハザードマップを確認することをオススメします!
→宇都宮市のハザードマップリンク
変化を受け入れたくない気持ちがあっても、残念ながら人間は自然にはかないません。
毎年大きな台風が日常的に訪れるような状況になれば、将来的に田川も大きな治水工事が必要になるかもしれません。
しかし、ただでさえ人手不足の建設業で、急ピッチに治水工事を進めることは難しい情勢です。
住み慣れた土地にこだりたい気持ちもわかりますが、海水温上昇のトレンドから考えると去年浸水で大きな被害を受けた立地は、不動産業者と金融機関が災害リスクの大きさに気づいていない【今】が売り時であることだけは間違いないでしょう。
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