【宇都宮パルコ撤退の影響は!?】激変していく中心市街地!?

2020年1月15日水曜日

宇都宮市でマイホームを 宇都宮市のLRTについて 宇都宮市の賃貸ネタ 宇都宮市の不動産と街の動向

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昨年の5月に閉店した宇都宮パルコ。

パルコ撤退後の中心市街地への来訪頻度の調査が行われたようで記事になっていました。



「パルコ撤退」影響少なく 宇都宮中心市街地への来街頻度変わらず(下野新聞)


調査によると、パルコ撤退による来訪頻度の影響はそれほどないことになります。


それもそのはずで、、

ここ数年パルコ自体が空き店舗が目立つ中、なんとか体裁を保って営業していたにすぎませんでしたからね。。(^_^;)

魅力的な店舗がどんどん郊外のショッピングモールに移動して歯抜けになったパルコを目指して来店する人はすでに少なかったので、パルコ撤退による影響がほとんどないとの調査結果もうなずけます。


そうは言っても、街のシンボルでもある二荒山神社の目の前に位置して、中心市街地の象徴でもあったファッションビルの閉店はさみしいことです(T_T)


ファッションや映画館などの若者に求められているコンテンツは軒並み街の郊外に移動してしまい、マイカー移動を前提とした街の経済圏の再興がここ20年ほどで一気に進みました。

郊外にショッピングモールが乱立するようにうなれば、マイカー移動に依存する地方都市では中心市街地が空洞する現象は必然の流れでもあります。


しかし、ここへきて20年ほどの進んだ郊外化、拡散スポンジ型の街の開発の流れが大きく変わろとしています。

国が進めるコンパクトシティ化を推奨する流れはまさにトレンドチェンジを示唆するもので、LRT(次世代型路面電車)の整備を行っている宇都宮市はまさに全国に先駆けた都市のモデルチェンジを行おうと変化の真っ只中にあります!



中心市街地の役割も昔の小売店舗の集積地から大きく変化に向かうときを迎えているのです!


特に中心市街地のシンボルでもあるオリオン通りは変化が著しく、飲食店街へと復活を遂げたといっていいでしょう。(*_*)


最近はお客さんの少ないはずの日曜の夜でも満席の店が増えているのを実感します!


お店の数も多いので、流行っているお店とぼちぼちのお店もありますが、全体として中心市街地に人が戻っているのは確実です。

宇都宮市の中心市街地は、20年前の商業中心の場所から、人と人とが交流する場所へと大きく変化を遂げています。


時代の変化は街なか居住の需要も増やし、タワーマンションの販売盛況などもみられ、これから中心市街地の開発の中心はマンションなどの住居が占める割合が増えるのは間違いないでしょう。


つまり、今までのマイカーに依存する生活スタイルから、徒歩や公共交通利用を中心にしてカーシェアを組み合わせた新しい価値観を持ったシティライフを創造する時代に突入したと言えます。


LRT(次世代型路面電車)の西側延伸が完了すれば、この新しいシティライフの価値観は確実に浸透していくことになります。


実際、中心市街地ではカーシェアの環境がすでに用意されていますから、マイカーを保有しないことによるコスト削減のメリット享受して豊かなシティライフを過ごせることに魅力を感じる人達は確実に増えることでしょう。



マイカーは確かに便利ですが、車を保有することは膨大なコスト負担をすることになります。

ほとんどの人の車は9割以上の時間、駐車場に停まっているのをご存知ですか?


そこをシェアできると確実に無駄が削減できて生活は豊かになります。


LRT(次世代型路面電車)を整備されて、街なか居住や沿線の住民が増えれば増えるほど、カーシェアのサービスもさらに便利なるのは確実でしょう。

カーシェア以外のシェア自転車のサービスも充実していくことが予想されます。



注目すべきことは、中心市街地の役割のチェンジが行われている今、街の軸が大きく動いている点が不動産価値を考える上では重要になります!


以前、私が基準地価の変化の際に書いた記事の内容通りに、街の軸が二荒山神社からJR宇都宮駅の方に流れているのが今回の新聞報道でも明らかになっています!


【LRT&駅前再開発の効果!東口エリアの基準地価が大幅上昇!】宇都宮市の商業地は3年連続の地価上昇に!?



今の商業地トップは宇都宮市では池上町ですが、いずれJR宇都宮駅の周辺に地価が追いつかれるのも時間の問題だと見ています。


特に、再開発の進む東口エリアはこれから急速に地価上昇が起こる可能性が高いでしょう。

また、以前から言っているように、LRTの新駅徒歩5分圏内も魅力的な立地となりますから、2極化が鮮明となっている今の不動産市場では地価の上昇が期待できる一等地になるとみています。



いずれにしても、中心市街地に求められる機能も時代とともに変化していくのは当然ですし、LRT(次世代型路面電車)の開通で新しいライフスタイルが構築されることになります。


逆に、日本全体の人口減と少子高齢化が進むことから極地集中の投資が進むことで今までのマイカー依存の郊外型の開発は急ブレーキがかかることになるでしょう。

特に昨今は急速なネット通販の普及に伴い、リアル店舗の苦戦が首都圏でも鮮明になってきています。


郊外の巨大モール開発の需要も一服して、今後は選別の時代に入ることでしょう。


国もマイカー所有に高税をかけるような、走行距離に応じた税金を検討するなどの動きを見せています。


地方都市においてマイカー依存からの脱却は共通の課題です。

高齢者や交通弱者に優しい、マイカーに依存しない都市を目指して、LRT(次世代型路面電車)に新たな公共交通投資を行った宇都宮市の英断は全国から注目を集めることでしょう。

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