なんだと思いますか?
それが、、
二世帯住宅です!
年末年始に実家に帰省したりしていると、『親と同居すれば生活コストが圧倒的に削減できるんじゃないか?』なんて考えたりもする方もいることでしょう。
二世帯住宅にすれば、ローンの負担も少ないし、子供の面倒も見てもらえるし、将来的には親の介護もできる!?
そんな考えで二世帯住宅を検討している方は少し冷静に考えてみてください。
結論から言うと、二世帯住宅はとにかくトラブルが多く、売るのも貸すのも困難な厄介者です。
核家族化が進み、個人の趣向性も多様化した現在、そもそも大家族で住宅をシェアすることは理にかなっていません。
その結果として、世帯数は増え続け核家族化が進んだのです。
確かに、コスト的には家族が寄り集まって暮らすことは圧倒的に有利です。
しかし、今は核家族化が進んだことで孫の面倒をみたくないと考える祖父母も増えています。
ましてや昔の価値観を押し付けられたら、ニューファミリーは反発するのも必須でしょうから、価値観のすり合わせが非常に厄介な問題となるでしょう。
最初はお互い我慢していても、、ストレスが日々たまり、マイホーム自体がストレスを発生させる場所になってしまっては元も子もありません。(^_^;)
さらに不動産の価値という側面から考えると、実需が圧倒的に少ないので取引するのに非常に不利なる物件になります。
こちらのグラフを見てもわかるように世帯数の需要でいえば、圧倒的に単身と二人世帯の需要が増加していて、多いのです。
一方、6人以上の世帯数は年々減少していますし、単身・二人世帯合計の30分の1ほどしか需要もありません。
つまり、大家族向けの家の需要は年々減少しているのです。
まして、二世帯が同居するために設計された家となれば、キッチンや浴室などの水回りが別になっていたりすので、一般のファミリーにはそれ自体が負担になってしまいます。
結果的に家自体にものすごいコストをかけて二世帯住宅を建築しても、市場での需要は少なく、価値を見出してもらえないのです。
さらに問題はこれだけではありません。
もし家族仲良く二世帯生活が続いても、、突然親世帯が亡くなったりしたら、、
その後が大変です。
広いお家を持て余してしまいますが、玄関から水回りを含めてすべて別の造りになっていなければ、貸すことも困難です。
更に子供たちが大きくなり、独立して夫婦だけとなったら、広いお家を維持する理由もどんどん薄れていきます。(^_^;)
結果的に無用の長物となり、売るか、貸すかの選択をしようとしても、実需がないことで結局損切りせざる得ない可能性が高くなります。
これから先も大家族で家をシェアするトレンドが来ることは今の流れから考えてもまずないでしょう。
それでもどうしても両親と同居したいと考えるニューファミリーの解決策としては、同じ敷地に二棟別の家を建てるほうがオススメです。
建築・ランニングコストは二世帯住宅よりもかかりますが、狭い家でも二棟が別に建築されていれば、不動産としての価値は維持しやすいです。
注意しなければならないのは、土地の形状によっては2棟別に建てにくい場合もあるので、その場合は玄関を別にして、水回りを含めた完全別世帯仕様の設計にするのが将来的に価値を維持しやすい物件となるでしょう。
ただ、大家さんと同棟に入居するような賃貸物件は人気がないので、家賃は相場よりも安くなると予想できるので、貸すにしても、売るにしても不利な物件であることは間違ありません。
人生を長い目で見ると、マイホームといえども家族構成の変化を考慮して、住み替えも前提とした計画を練るのが賢明です!
どうしてもという場合以外は、できるだけ二世帯住宅は避けることで長期的な不動産資産のリスクを避けられることだけは間違いありません。
こらからの時代、特に流動性の低い物件の資産価値は急低下するのは避けられないので注意が必要です。
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私、荻原功太朗(宅建士・不動産コンサルティングマスター)は資産家の皆様を対象とした、投資物件の限定情報のご紹介、コンサルティング業務を担当致しております。不動産売買のご相談についても、ご指名頂ければ対応させて頂きます。
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