【水道事業の民営化法案が成立!!】法案が宇都宮市の不動産価値にも影響を与える!?

2018年12月15日土曜日

宇都宮市の不動産と街の動向 不動産ビジネスあれこれ 不動産投資・大家さんネタ 不動産売却

t f B! P L
水道事業を民間に委託できる水道法改正案が可決されましたね。(*_*)



こういった法案が可決されることは、今後の不動産市況への影響が実は非常に大きいので今回は考えてみたい。

水道法改正「安定供給維持へ基盤強化図る」 菅義偉官房長官 (Sankei Biz)


オールドメディアの感情的な論調があまりにもひどいので冷静になってなぜこのような法改正の流れに至ったのか考えてみますと。。。


そもそも、、、

全国的にほとんどの水道事業は大赤字なんです!!


過疎化が進む地方ほど水道料金の値上げラッシュとなっています。

大都市なんかは人口密度も高いので水道事業も効率が良いですけど、、、

人口密度の低い地方に行けば行くほど、人口の減少スピードも早く、赤字が拡大していく傾向にあります。

しかも、、税収も下降するだけです。。(-.-;)


お金のある都市なら、水道を公営事業として行っていれば、赤字だろうが税金で補填すればいいだけですけど。。。

人口減少が当たり前の地方では財源も減る一方で、これではもちません。。。



で、、『水道民営化で大変だー!』って騒いでいますが、、、

そもそも民間が事業を行う以上、全く儲かる見込みのない地方の水道事業なんて誰もやりたくありませんよ。(-.-;)


効率がよく事業を行える大都市の水道事業は民営化されれば、やりたい事業者はたくさんいるでしょうが、、

過疎化が進み、採算が悪化するだけの地方でだれが事業をやりたいと思うのでしょうか??


民間が事業を行うということは、水道サービスを提供して儲けを出していいことになります。

すでに民営化が行われた例でわかりやすく考えたら、JRなんかの国鉄が民営化されたことで、JRは儲けを出す株式会社として上場していますよね。


国鉄と比較したらJRに民営化されて、圧倒的にサービスが良くなったのではないでしょうか?

てか、、国鉄が民営化されたのが、私が小学校低学年の頃ですので、祖父母などから民営化して圧倒的にサービスが良くなったと聞いています。

国がやっていたら、駅ナカ開発やスイカなんかが順調に導入されたとは思えないですからね。


更に、道路公団なんかも民営化されてから、スマートICやサービスエリアの充実なんかで確実にサービスは格段に良くなったのは間違いないでしょう。

が、しかし、、、!


民営会社の料金は国がやっていた頃より、実感としてかなり高くなったのではないでしょうか?

お金持ちの人にとっては、新幹線もグランクラスなんかができて、サービスの質も上がり快適極まりない状況になりましたが、、、

一方!その分、一番チケットの安い自由席が減らされたりして、JRが一番儲かるようなシステムになってます。

グランクラスはガラガラなのに、、自由席には立っているお客さんが沢山いるなんてよくあることですからね。

まぁ、民間企業なんで、株主もいますし、できるだけ顧客満足度を上げて利益の最大化を目指すのは当然といえば当然なんですけどね。



しかし、、もともとは税金で造らたインフラを独占してお金儲けされているので、一般国民の感情論を刺激するには格好のターゲットになります。

だから、JRも新幹線なんかで儲けたお金で、地方の赤字ローカル線を渋々維持しているでしょう。


私は以前、中国でビジネスをしていたことがあって、よくあちらの新幹線(国営)に乗りましたが、一番驚いたのは??


なんだと思いますか???




国営新幹線の運賃の安さ!です!


しかも全部指定席です。

だいたい宇都宮から東京駅(100Km)くらいまでの距離で、当時500円くらいでした!!

当時は円高だったこともありますが、今のレートでもせいぜい700円しないくらいだと思います。

中国と日本の一般レベル貨幣レートの差が体感で3倍位だと考えても、日本円で2100円くらい、、、

現在の宇都宮ー東京間の新幹線の指定席の料金が4930円です。

中国の国鉄新幹線とJRで運賃を比較すると、貨幣レートの差を考慮しても2倍以上の高値なんです。

当然ですが、サービスは日本の方が段違いに良いですよ!



つまり、公営事業が民営化されれば、確実に事業として儲けるためにサービスの質が上がるのは間違いないでしょう。

しかし、、、料金は確実に上がっていくのでしょうね。


結局そこはトレードオフの関係なんですよね。

サービスの質が上がる分、価格はもっと上がる。




で、、前置きが長くなってしまいましたが、、、(^o^;)

何が言いたいかと言うと、

重要なことは、国の方針が『人口密度が減っていく場所のインフラの更新をやらないよ』ってことに向かっていることなんですよ。

今までのような、『一億総中流!』なんて幻想はあっさり捨てるというこなんですよね。



率直に言えば、過疎地の水道や生活インフラは更新されずに、切り捨てられる方向に向かっているということです。

つまり、今後、世の中の流れは、人口密度の少ないような地方に住むなら、『それ相応のインフラ維持の負担をしてください。』ということになるんです。

極端な話になると、お金が払えないならサービスは終了します。。ということに。。(-.-;)


日本全体で考えると、人口密度の低いところに住む人は、少ない負担でインフラが安く使えているんです!

郊外に住む人のインフラの負担は、人口密度の高い都市部の人達が、実際の料金以上の利用料金を払って、負担してくれているのです。


人口が増え続けて、余裕のあるうちはそれでも不満がでないのですが、、、

人口減少が進んでいくと、今までのようには行きません。。。


現に、JR北海道なんかは、赤字路線をバンバン廃線にしていっています。

いくらモータリゼーションが進んだとはいえ、利用者がゼロでなかった以上、車に乗れない交通弱者が切り捨てられたことになります。


このあたりを、リベラルを主張する今の野党が怒らないのは不思議ですが、、(-.-;)



少子高齢化が一層進むことを考えると、、、

これから、日本中で税金や社会保障含め、負担増ラッシュは避けられないでしょう。

残念ながら、切り捨てと言われても、、人口密度の低い場所のインフラの更新はいずれ行き詰まることになるのは目に見えてます。

公営では、平等の精神で一律料金しか公共サービスに課金できないでしょうが、民間なら、JRのように、人口密度の低い場所の料金だけを値上げするようなことは平気で行ってくるのは目に見えてます。



つまり、国の方針は明らかに、今までのようなスポンジ化した『拡散型の人の移動にNO!』を突きつけています。


結果的に、必要なインフラサービスが受けられなくなる切り捨てられる人達は移住せざる得なくなるでしょう。


日本中で、人口密度の低い場所への、課金を増やす流れが起こって行くのは間違いないでしょう。


結論として、不動産の超2極化は今後も急速に進んでいくことになります。

栃木県内でも人口減少の大きい県北エリアから、宇都宮市の都市部などに多くの人達が移住せざる得ない状況が今後加速してく流れになるでしょう。

そう考えると、宇都宮市のような県都は比較的、人口減少のスピードが緩やかになると予想しています。


特に、中心市街地とJR宇都宮駅から3キロ圏内、LRT沿線あたりは、人がどんどん集約していく逆ドーナツ状態が進んでいくのは必然の流れになるでしょう。

実際、栃木県北の田舎暮らし物件なんかはここ5年くらいでまったく動かなくなってしまいました。

人の流れは明らかに、内に向かっているのは現場でも常に実感しています。


逆に言うと、宇都宮市でも一部の勝ち組エリアは今後も全く心配することなく価値が上昇していく流れになるでしょう。


みんなが欲しいと思う、一部のエリアには良質なサービスも富も集中していく流れは、新幹線のグランクラスに似ていると思います。

あれだけ、長い車両で、一両だけ格別サービスがある。

みんなお金があれば、そこに行きたいんです!

不動産も同じ状況になっていくでしょう。


郊外はどんどん商業店舗や病院が撤退し、都市部に集中していく。

都心に住めば、車もいらずに快適暮らせるが、郊外はどこに行くにも長時間かけて、自分で運転しなければならない。


自動車も、走行距離に応じて税金を課税するなんて議論も出てきてますから、まさに『泣きっ面に蜂』な状況になってきました。

走行距離での課税検討 自動車税制見直し(財経新聞)


宇都宮市内でもマイカーを使わざる得ない状況が『負け組』となる厳しい変化にさらされる思わぬ状況が来るかもしれません。



国が絶対に欠かすことのできない、公営サービスの『水』に民営化の道筋をつけたことで、過疎化の進む場所の切り捨てを容認したと見て間違いないと思います。

切り捨てというと残酷に感じますが、郊外に住む人が本来負担しなければならない分を、都市部の人に負担させるのはある意味では不公平です。

宇都宮市でも中心市街地の固定資産税負担は圧倒的に高く、商業店舗などでは、郊外の巨大モールの税負担の低さの不公平感が以前は問題視されていたこともありました。

それでも、人口が拡大していた時は大きな問題にならなかったのです。

でも、時代は転換点を迎え、国も方針の転換をせざる得ない状況に追い込まれています。

都市部の人口密度の高いエリアに人が流れざる得ない状況を見れば、宇都宮市内でもすぐに売らなければならない物件や、すぐに買っておいた方が良い物件がおのずと見えてくるのではないでしょうか。



追記

すでに民営の水道事業では給水停止が現実になっていました!!

民間水道企業、赤字でペンション村に給水停止へ(読売オンライン)



マイカー脳に洗脳されてしまっている方は是非こちらの藤井先生の本を一読を!



マイカーを使うことで、富が大都市にチューチュー吸われいてるのがわかりますよ。(*_*)


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