7月16日の下野新聞「SOON」に、芳賀町が地域連携ICカード「totra(トトラ)」を全世帯に配布するとの記事が掲載されていました。
次世代路面型電車(LRT)を目前として、公共交通の利用を促進することが狙いです。
一方、宇都宮市でも中学生と高校生に無料で「totra(トトラ)」を配布するようです!
中高生にICカード「トトラ」配布 LRT開業前に宇都宮市(下野新聞)
これからの宇都宮市を背負う、若い世代に積極的に次世代交通を使っていもらえるように無料でICカードを提供する政策は非常に素晴らしいことです!
公共交通への意識も高まり、スマートシティとして街の魅力アップに貢献することでしょう。
ご存じのように「totra(トトラ)」はLRTはもちろん、バス・鉄道などの公共交通機関をこれ1枚で利用できるICカードです。
交通機関だけでなく、お財布代わりにスーパーやコンビニでのお買い物にも利用でき、使い慣れると大変便利なカードです。
名前の由来は「総合的」を意味する英語の「total(トータル)」と、輸送を意味する「transportatino(トランスポーション)」を足し、それらを「つなぐ」カードであるとしてネーミングされました。
取扱窓口は「関東自動車」の窓口と「ジェイアールバス関東」の宇都宮支店・西郡須野支店に限定されていますので、本来であればそこまで出向かなければ購入できないカードです。
それが全世帯に配布されるのですから羨(うらや)ましい!
そもそも、購入する際にはデポジット(預り金)として¥500円(カードを返却した際に返金されます)必要ですが、無償配布ですからそれは無料、さらに電子マネー¥500円分を最初からチャージして配布するというのですから何とも太っ腹です。
ICカードを利用されていない方はたまに誤解しているようですが、「totra(トトラ)」は宇都宮を中心にジェイアールバス関東のエリアでしか利用できないという訳ではありません。
東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)が取り扱う「Suica(スイカ)」のエリアはもちろん、北は北海道「Kitaca(キタカ)」から南は沖縄のSuicaまで、全国のICカードと相互利用することができますので、これ1枚で北海道から沖縄まで全国を陸路(残念ながら飛行機の利用はできません)で移動できるのです。
もちろん残高不足にならないよう、残金が少なくなったらチャージしておく必要はあります。
チャージ方法も簡単です。
バスを利用した際に乗務員の方に依頼するのが簡単かも知れませんが、それ以外にも営業所や定期券センター、コンビニなどでチャージすることができます。
また、非対面を希望される方は自動販売機やチャージ機を利用することもできます(ちなみにチャージできる上限金額は、対面・非対面によらず¥20,000円までです)
利用できるのは交通機関だけではありません。
買い物もできるのです。
「Suica(スイカ)」と相互利用している店舗に限られますが、店のレジや入り口に下記のマークのシールなどが貼られているお店では電子マネーとして利用することができます。
利用方法も簡単で、レジで「支払いはSuica(スイカ)で(残念ながら、totra(トトラ)で!と言って通用するのは栃木県内に限定される可能性があります)」と言って、読み取り機にかざすだけです。
「Suica(スイカ)」を利用できるお店は全国に数多く点在し現在も増加を続けていますから、ウッカリお財布を忘れたときにも、「totra(トトラ)」があれば食事をして公共交通機関で帰宅することができます。
気になるのはカードの紛失ですが、万が一紛失をしても記名式のカードは再発行が可能です。
ちなみに芳賀町で配布される「totra(トトラ)」は「無記名totra」ですので、手元に届いたら記名式に変更することをおすすめします。
注意点としては記名式は原則として本人利用のみ、無記名式は誰でも利用できるとされていますので、家族間で共有して利用する場合には無記名のままがよいかも知れません(私の記名式カードを時折、家族が公共交通機関で利用していますが問題になったり注意されたことはありませんが、念のため……ただし定期券タイプは駄目ですよ!)
話を続けますが、紛失した際には「totra(トトラ)」内の駅や取り扱い窓口で申告してください。
紛失カードは申告の時点で利用停止され、停止完了時点の入金(チャージ)残高は、再発行されたカードに振替られます(但し、再発行は翌日以降になるはずです)
また利用しなくなったので返却したいとなった場合、手数料(220円ぐらい)は差し引かれますが、入金済みの残金が返金されます。
また愛用しすぎてカードが汚れてしまった場合や破損したケースについては、窓口で申請すれば交換に応じてもらえます。
いかがですか?
今回、解説した内容を理解していただければアナタも立派なICカードマスターです。
公共交通機関を積極的に利用して、住みよい宇都宮市を実現しましょう。
ここまで書けば、たぶん宇都宮市も無償配布を検討してくれるのでは……(人口の違いもあるから難しいかな?)
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