【不動産売却で損しないための基本!?】査定価格が上昇する10のポイントとは!?

2022年8月28日日曜日

不動産ビジネスあれこれ 不動産売却

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不動産の売却を考えた際、「査定前&内覧時に何か注意しておくことはありますか?」


私達、不動産業者がよくされる質問です。



住宅の査定をする場合、新築時のグレード(工法や内部設備機器等や外壁等)のほか、使用状況やメンテナンスが適切に行われているか、周辺環境や市場の流通性はどうかなど様々な項目を調査して総合的に判断しますから「これだけやれば大丈夫」といった都合の良い方法は、残念ながら存在しません。


例えは悪いのですが「あばたにエクボ」と諺(ことわざ)にもあるように、好きになれば少々の欠点もたいして気にならなくなるのが人間ですから、ちょつとした心がけで査定価格はもちろんのこと実際に販売を開始した場合、早期に売却できる可能性が高まる方法は存在します。


今回は、そのような方法について解説しましょう。


名付けて「販売時に心がけたい10のポイント」です。




それでは損しないための、10のポイントを見ていきましょう!



1.建物状況を正確に理解しておく


住み続けていれば、傷んでくるのは当たり前です。

これを経年劣化と言いますが、最初は傷一つ無い綺麗であった外内装も、時が経てば傷も増え痛みも目だち始めます。


設備機器の不具合なんかも出るでしょう。


このような劣化状況については、可能な限り正確に書き出しておきましょう。


とはいえ内見時にまとめたものを渡すといった訳ではありません。


費用をかけず日曜大工程度で手直し出来る箇所も多いでしょうから、時間があるときにでも意識して手直しを心がけましょう。


また縁があって成約になった場合には、事前に「物件状況報告書」という書面に現状の状態について詳細に記載しなければなりません。


この書面で誤った報告をすれば、契約不適合責任(求められる状態や性能に合致していない)を問われる場合もあります。


手直しは別としても大切な不動産です。


まずは正確に状態を確認しましょう。



2.家具の配置を変えて印象を良くする




狭い空間は印象が良くありません。


家具のレイアウトが悪いと視覚を遮(さえぎる)り、本来は充分の広さなのに妙に狭く感じることもあります。


そのような家具のレイアウトになっているのであれば、この際だから配置を換えるなど置き場所を見直してみましょう。


3.この際だから、物を減らしてみる





生活をしていれば要不要を問わず物は増えていきます。


家具のレイアウトと同様に、物が溢れた空間もまた印象が悪いものです。


物が増えるのは致し方がないことですが、住宅を売却して引っ越す場合、不要なものをワザワザ持っていくことはないでしょう。


そうであれば良い機会として不要の物はリサイクルショップに持っいく、または知人に譲る思い切って処分をするなどを検討しましょう。


4.内覧時には照明を全灯が効果的




「日頃から地球温暖化防止のため不要な電気の利用は控えましょう」と言っているのに逆行しますが、北向きの部屋や洗面所・浴室などは一般的に日当たりが悪く暗い印象を与えます。


勿体(もったい)ない気はしますが、印象をよくするため内覧時だけは照明をすべて点灯させ、明るい状態を演出するほうが印象は良くなります。


5.クローゼット内も整理しておく


住宅を選ぶ際、収納スペースの数は重要です。


とくにウォークインクロゼットなどは実際に中に入り、その大きさを体感しなければイメージしにくいいものです。


ですがクロゼット内部が雑然としていると、見せるのも気が引けます。


売却を決めたら、クロゼット内を整理していつ見られても良い状態を維持するよう心がけましょう。


6.内覧前は空気の入れ替え(芳香剤なども上手く利用する)



生活をしていれば家族固有の生活臭が少なからず発生します。


家族は慣れているから気にならなくても、初めて訪れる方は気にする場合もあるでしょう。


そこで内覧前には一定時間、窓を開け空気の入れ替えをしましょう。


トイレなどの水回りを中心として、臭いがキツすぎない芳香剤などを利用するのも良いでしょう。


7.水回り(キッチン・トイレ・浴室・洗面)は特に見られる。清掃の徹底を心がける。


女性は特に水回りの状態が気になります。


本当はゆっくりと確認したいのに、整頓されていない状態だと気が引けるでしょう。


不動産は高額ですから、充分に確認をして納得してから購入したいのは誰しも同じです。


購入前に2~3回、内見される方がいるのはそのためです。


生活している状態を見られるのはあまり嬉しくもないかと思いますが、少しでも好条件で売却するため少しの期間だけ我慢です。


汚れやすい水回りの清掃は、とくに徹底を心がけましょう。


8.ペットを飼っている場合には預けておくのが有効




家族同様にともに暮らすペットは、持ち家ならではの特権(ペット可賃貸もありますが)です。


ですが家族同様ではあっても犬・猫アレルギーの方や、生理的に好ましく思わない方がいるものまた事実です。


また鳴き声により私達、不動産業者の説明や内見客の会話が途切れることも往々にしてあります。


可愛い家族の一員ではありますが、可能であれば内見時に預けておくのが有効です。


9.来客対応の練習をしておくと効果的


私達、不動産業者が内見に同行する場合、駅までの距離や買い物など利便施設の位置などはおおよそ把握(はあく)して案内に望みますが、実際に生活している方の情報量に適うものではありません。


真剣に購入を検討している方ほど、夜間の騒音や、実際に暮らしての印象など聞きたいことは山ほどありますから、そのような質問に所有者の方が答えていただけると一気に購買意欲が高まります。


質問の数が多いほど、気に入っている可能性が高いものです。


営業マンになる必要はありませんが、ご家族の中で説明をする担当を決めておかれてはいかがでしょうか?


10.図面や管理規約などはすぐに出せるようにしておく



部屋の内々寸歩や電気配線などが記載されている建築確認図面は、購入後にリフォームを検討している方には必要ですし、マンションの場合にも修繕積立金の額や長期修繕計画などを知りたい場合もあるでしょう。


そのような質問があった場合、私達、不動産業者に図面等を貸していただければ、それをもとに詳細な説明をすることが可能です。


最終的には必要とされる図面等ですから「どこにしまったっけ?」と慌てる前に、予め取り出しやすいところに整理してまとめておきましょう。


いかがでしたか?


今回は査定前に心がけたいことや、販売を開始して内見時に気をつけたいことについてのポイントを紹介しました。


大半がちょつとした気遣いで達成可能なことばかりです。


ですがそれだけで印象が良くなり少しでも条件良く売却できるのであれば、頑張ってみる価値もあるのではないでしょうか?


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私、荻原功太朗(宅建士・不動産コンサルティングマスター)は資産家の皆様を対象とした、投資物件の限定情報のご紹介、コンサルティング業務を担当致しております。不動産売買のご相談についても、ご指名頂ければ対応させて頂きます。
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宅建士・不動産コンサルティングマスター。株式会社サンプランの荻原功太朗が運営。日々の不動産業務や宇都宮市の動向に関するブログ。

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