他府県からの移住を推奨し、小さいお子様のいる世代にはうれしい子育て支援が充実している宇都宮市ですが、移住してくるのは日本人ばかりではありません。
世界各国の方が、宇都宮市に移住しています。
外国人の定住者は、栃木県全体で令和2(2020)年12月31日の住民基本台帳によれば42,828人とされています。
国籍別に見ると、以下のように国際色豊かです。
1位 ベトナム 7,951人(対前年比 9.5%増)
2位 中国 6,534人(対前年比 4.7%減)
3位 フィリピン 4,893人(対前年比 7.4%減)
4位 ブラジル 3,999人(対前年比 3.7%減)
5位 ペルー 3,104人(対前年比 0.9%増)
さらに市町村別で居住人数をみると……
1位 宇都宮市 9,337人(対前年比 2.6%減)
2位 小山市 7,134人(対前年比 0.7%増)
3位 足利市 4,942人(対前年比 1.1%増)
4位 栃木市 4,350人(対前年比 0.3%減)
5位 真岡市 3,423人(対前年比 1.3%減)
宇都宮市の人口総数は514,873人ですから、そのうち1万人弱の市民が外国の方です。
それほどまで居住者の比率が高いとまで言えませんが、やはり国籍が異なると遠くからでも見立ちますから印象に残りやすく、「買い物や通勤の時によく見かけるな」といった印象をお持ちではないでしょうか?
先日、オリオン通りを歩いていて原色豊かな「旗」が立てられたスーパーがオープンしていると気がつきました(時間がなくて立ち寄ることはできなかったのですが)
下野新聞「SOON」でそのスーパーが紹介されていました。
「まちなかで海外旅行気分 パスポートいらず、店巡り」記事はこちらから
詳細は記事に譲りますが、新しくオープンしたお店は韓国食材を扱うスーパーで、インスタントラーメンや飲料、各種キムチやチャンジャなどを扱っているらしく個人的にも韓国料理が好きな私としては機会があれば是非いってみたいお店です。
世の中は「国籍に関わらずみんなが暮らしやすい地域社会」が主流とされ、日本においても各自治体で外国人の方を受け入れサポートする体制づくりが行われていますが、常に市政として先進的な取り組みをする宇都宮市では、外国の居住者の誘致を促進すると同時に活躍できる場を提供する取り組みが積極的におこなわれています。
宇都宮市の先進的な取り組みの数々は、ジェンダーフリー、つまり社会的な「男性像・女性像」にとらわれず、個人の意志で自由に行動や発言を選択するという考え方を根付かせ、宇都宮市民に定着しつつあります。
そのような考え方を背景として市政にたいし私達が「声」をあげ、また行動していくことが必要でしょう。
たとえば少子高齢化は頭の痛い問題ですが、それによる人手不足の解消をどのようにして解消すればよいのか全国の市町村も試行錯誤しています。
宇都宮市では、子育て支援による移住者の誘致政策のほかにもインターネットの普及を背景として、世界全体を視野にいれ多様な価値観・経験・ノウハウ等をもった外国人住民の方に積極的に働いてもらうことが重要だと考えています。
そのような宇都宮市の取り組みは「宇都宮市における外国人住民の活躍促進に向けた調査研究」として、市政研究センターより研究成果が公開されていますから興味があれば一度、目を通してみるのも良いでしょう。
研究ノートでは、実際に宇都宮市に定住している外国人の方からの意見がまとめられています。
一例を紹介しましょう。
中国国籍で日本語学習支援ボランティアとして活躍するB氏は、国際交流プラザが実施する日本語学習支援ボランティアに参加して活躍され、認定カウンセラー資格も保有していることから外国人児童生徒や技能実習生等の相談にも応じられています。
諸外国では、日本以上にボランティア精神が根付いていることもあり「自分ができること」を考え、積極的に活動されていますから私達も見習いたいですね。
実際に宇都宮市に定住されている外国人の方は,留学生を始めとして,専門性や特色を持った人材の多いのが特徴だと言われています。
そのような優秀な人材が様々なボランティアなどを通じて宇都宮市に貢献してくれているのですから、他市へ流出してしまうことは全市民にとっても損失です。
そうした人材が継続的に本市において活躍していくためには,活躍をイメージできるキャリアモデルとなる外国人人材の発掘が必要だとして、宇都宮市では対策を考えているのです。
私達サンプランは、宇都宮市に根付いて地域の皆様と共に繁栄を担っていく不動産業者です。
私達にできることを考えた場合、外国籍の方が宇都宮市内で不動産を購入する場合のお手伝いや、慣習や法制度の違いによる考え方の違いなどについての説明など、不動産に関連することについてはお役にたてると思います。
どうぞお気軽にご連絡下さいませ。
★荻原功太朗の業務について★
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