【インターパークに天然温泉施設が誕生!!】逆風の巨大モール街は物販から脱却できるのか!?

2019年8月2日金曜日

宇都宮市でマイホームを 宇都宮市の不動産と街の動向 不動産投資・大家さんネタ 不動産売却

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今までこのブログでもインターパークについては何度か書いていますが、、

基本的には巨大な大型店舗への逆風の流れが世界的な潮流なので、ネガティブな内容の話題が多いなか、、

インターパークで営業を休止していた日帰り温泉施設がリニューアルして再オープンしました!


インターパークに天然温泉 1日オープン(下野新聞)

きれいな露天風呂もあり、充実した施設のようです。

ベルモールにも温泉施設はありますし、巨大モール街としてのインターパークは生き残りを掛ける意味でも、物を売るだけでなく時間を楽しめる施設が増えていくことはいい傾向ですね。


少子高齢化がますます進むことが確実の流れでは、すでに巨大なモール自体の需要は間違いなくピークアウトしているでしょう。

『車に乗れない』、『運転が不安』、そんな高齢者がどんどん増えていく一方、成人してく若者たちはどんどん減少していくのも確実ですから、徒歩圏での商圏充実度が優先される流れになるのは当然です。

高齢者には巨大なモールよりも徒歩圏の小さなスーパーの方が便利ですからね。

更に、追い打ちをかけるようにアマゾンを始めネット通販の勢いは衰えることなく、今後も大きく伸びることは間違いないでしょう。

全体のパイが縮小するなか、ネット通販に食われるのは郊外の巨大モールになるのはアメリカのなどの先進国の流れをみれば明らかです。


我が家も年々、日用品はじめ食品や飲料、衣類のネット通販での購入額が上昇しています。

それにともなって、リアル店舗への来店機会も激減しています。

これはニューファミリーに共通した流れでしょう。

これだけスマホが普及して、日常的にネット空間に接続し、日夜広告にさらされて、知らず知らずのうちにモノを通販している経験が誰しもあるのではないでしょうか。


単純にネット接続(バーチャル空間)の時間が伸びているから、リアルの消費が減るのは当たり前の流れです。


今回の記事のような温泉施設なんかはバーチャル空間で疑似体験するのが難しいですから、体験型の消費としてまだまだ人を呼び込む力が大いにあると思います。

しかし、あれだけ広大な敷地の小売店舗がこのまま生き残るのは難しいでしょう。

いずれ、どこかの段階で変化の決断が迫られることになると思います。


インターパークの問題は巨大過ぎることです。

あれだけの店舗郡をコト消費の場に置き換えることは相当な投資を必要とするでしょう。

しかも、時代のトレンドは完全に逆ドーナツ化の都心回帰の流れです。

わたしは、ここから30年で日本はとても景気の良い時期が来ると予想しています。


理由は単純で、景気なんて、心臓の動きと同じで経済循環なんですよね。

伸縮を繰り返しながら、街も成長していくのです。

ここ30年ほど街はスポンジのようにスカスカに拡散し、景況感も低迷しました。

今までの郊外化の流れが行き着いて、今はトレンドが明らかに転換し、今までと逆向きの都心回帰の流れが地方都市の宇都宮でも鮮明になってきています。

都心回帰の時は、決まって景気が良いのが特徴です!

私が子供の頃の中心市街地の活気は凄まじく、景気の良さを街のあちこちで感じられました。

あの頃のような物販店舗で賑わうようなことが再度起こることはないでしょうが、街なか住まいが定着し、常に人々が行き交うようになり、街の中心に活気が戻る流れは続くことでしょう。

現場の実感としても、郊外で人気があるのはLRT沿線のニュータウンくらいで、あとは右肩下がりのトレンドがゆっくり進んでいるのが不動産相場の流れです。


逆に、今までは郊外に拡散していた人々が、街の中心に戻る流れが続いています。

オリオン通りへにぎわいを求め、人が集まる傾向が続いており、この動きが如実に都心回帰の人の流れを表わしています。

巨大なスカスカの大空間より、狭いところに密度を求めて人々集まる流れが始まっているのです!


そういった流れを見ると、インターパークは巨大故にこれから苦戦するのが目に見えます。

人々は密度とにぎわいを求め出しているんです!

インターパークでは人がぶつかり合うような密度を出すことは難しいです。

すべてが巨大な空間であるがゆえに、密度とにぎわいを作るには膨大な人の集客が必要になります。

若い世代が人口の多くを占める時代ならまだしも、少子高齢化が進む中では、膨大な数の人を集めるのは容易なことではありません。


一方、小規模な店舗が連なる、中心市街地の店舗は少ない集客でも、密度とにぎわいを感じやすい環境が整っています。

更に、LRT(次世代型路面電車)が開通して街の中心に公共交通が充実すれば、さらにインターパークには逆風が吹くことになるでしょう。



インターパークのこれからの流れとしては、巨大なショッピングゾーンを集約していく方向に迫られるでしょう。

今の規模のままショッピングゾーンが維持できるとはとても思えません。

不動産開発として面白そうなのは、集約するメインのモールに直結した巨大なマンション郡を作るのなんかがいいでしょうね。

ベルモールに隣接する分譲マンションのベルコートなんかは今でも絶大な人気がありますからね。


ショッピングゾーンの規模を縮小し、集約したモールの周りに巨大な住空間を配置して、街の中心まで大型バスを20分間隔くらいで走らせれば、高齢者も呼び込めると思います。

マンションに隣接して医療モールもあれば最高ですね。

いずれにしてもこのままの巨大な物販モール街が生き残るのは難しいでしょう。


これから5年位でインターパークにも激変の波が来ると予想しているので、注目しています。


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