はたまたマイホームの方がトクなのか??
こんな議論をよく目にします。
FP(ファイナンシャルプランナー)なんかが試算してどちらがいいとか理論的に説明したりしていますが。。。
残念ながらほとんど意味がない回答が多い。。。
なぜなのか!?
それはほとんどのFPが
リスク・金利・時間の関係を理解していないことに尽きる。
アメリカ合衆国建国の父の1人で、100ドル札紙幣の肖像画にも描かれている、政治家、作家、物理学者として多方面で活躍したベンジャミン・フランクリンの偉大な名言、
『時は金なり!』を理解できるかが重要なポイント。
簡単に言うと、同じ100万円でも、時間によって価値が違うということ。
今持っている100万円と10年後にもらえる100万円の価値は違う!
『時間が経っても、同じ100万円だろ!』っとツッコミが入りそうですが。。。
ここを理解しないと賃貸がいいのかマイホームがいいのか判断に誤りが出やすいので注意が必要です。
例えば、60歳の1000万円と、20歳の22万円は同じ価値と言われたら。。。
60歳:1000万円=20歳:22万円
若い頃のお金って貴重ですよね。。やりたいことも、欲しいものもいっぱい。
一方、年を重ねるごとにすべての欲がなくなっていき、お金の価値がなくなっていく。。
すべての皆様が感覚的には理解できるのではないでしょうか。
実は、ファイナンスの世界ではこれをディスカウントキャッシュフローと言います。
難しい言葉はどうでも良くて、感覚的な部分だけでなく、実際に根拠のある事実なのです!
この60歳の1000万円=20歳の22万円の計算はもし金利10%でお金が貸せる状況だとピッタリと一致してしまう。
もし、あなたが20歳の時に金利10%で22万円を40年複利で貸すことにする。
すると!!あなたが60歳になった時にもらえる金額はなんと!1000万円になる。
これがつまり、『時は金なり!』ということで、時間軸を加えてお金を考えると、
【今の22万円】20歳 = 【40年後の1000万円】60歳となります。
『老後のお金が心配だ!』と不安を煽って、金融商品や保険を薦めてくる営業マンやFPはこの【時は金なり!】の部分の現在価値のお金【時間】については話をしない。
商品を売るために、顧客の目を【お金】だけに引きつけ、いちばん大切な資源【時間】【今】、から引き離なそうとする。
残念ながら、私もあなたもいつかは死ぬ。
そう、人生は有限なのだ。
だからこそ、お金を含めて、すべての価値は時間の中で考えなければならない。
賃貸かマイホームかの決断もそこに尽きる。
FPなんかが試算する30年後、どっちが得か??
これに欠けてる視点は、
あなたは30年後も五体満足で生きているのか?
賃貸の方がちょっとトクできるなんて言われても。。。
その貴重な30年間をお金を節約するため、住み心地の悪い賃貸住宅で我慢して過ごす。
結果としてマイホームより数百万お金が多く残ったとして本当に幸せなのか??
重要なことなのにその試算には、今と変わらず30年後も生きている保証はない。
かたや、マイホームを購入して、30年後は賃貸ユーザーよりお金を残せない!?としても。。
30年経たない間に亡くなったら。。。
お金はあまり残せなかったけど、生きている間マイホームで家族と満足な暮らしができた。
こうやって、お金だけでなくそれとともに、【時間】の要素を入れて考えると、どっちが本当に幸せなのか?考えさせられる。
人生にとって、本当に価値のある資源は常に【時間】です!
お金は無限に増やせても、時間は常に有限です。
杓子定規に30年後のマイホームの支払いと家賃の支払いの比較が無意味なのは、人生がお金よりも【時間】に支配されているからだ。
重要なのは、マイホームでも賃貸でもいいので、あなたにとって住宅における【時間】の価値を最大限に高めること。
そして、お金はその次に重要な要素だということ。
生活が破綻しないお金の範囲で、最高の住環境を手に入れることが幸せへの道。
細かい30年後の損得勘定を考えることが、ほとんど意味がないことだけは確かです。
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私、荻原功太朗(宅建士・不動産コンサルティングマスター)は資産家の皆様を対象とした、投資物件の限定情報のご紹介、コンサルティング業務を担当致しております。不動産売買のご相談についても、ご指名頂ければ対応させて頂きます。
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