宇都宮市は市民が市政についてどのように考え,また何を望んでいるのかを統計的に把握するとともに,施策の評価や市政への関心・意識の程度を調査し,市政運営上の基礎資料とすることを目的として世論調査を実施していますが、第54回の調査結果が宇都宮市役所のホームページで公開されています。
ただし上記の結果は362ページにも及びますから、個人的に興味深いポイントだけピックアップしてご紹介したいと思います。
まず冒頭では「宇都宮市を好きですか?」の設問されていますが、それにに対し「好き」「どちらかといえば好き」の合計が91.3%でした。
わが街を好きとの回答が圧倒的であるのは喜ばしいのですが「どちらかと言えば好き」という回答が49.3%ですから多少、微妙な気はします。
ですが宇都宮市を好きな理由としては
1.自然災害の少なさ
2.買い物など日常生活の便利さ
3.自然環境の豊かさ
が上位でした。
反面「嫌い」と答えた人の理由は
1.交通マナーの悪さ
2.街に活気がないところ
3.交通渋滞の多さ
少数意見ではありますが以上のものでした。
これはどこの地方都市も同様の問題で郊外に大きなショッピングモールができたことで中心市街地の活気がなくなってしまいました。
開業が待たれるLRTの整備で再び都心の魅力もアップし、渋滞緩和も大いに期待されますが、現状では肯ける部分もあります。
不動産業という仕事柄もありますが他の都道府県や市町村の物件を取り扱うこともあることから、それなりに他の地域における市政状況等も把握しているのですが、それらと比較しても宇都宮市は市民サービスの取組状況などは秀逸です。
それを裏付けるように宇都宮市のホームページは他の市町村と比較しても利用しやすいシステム構成となっており、実際に宇都宮市ホームページの「利用しやすさ」は6割強の方が「情報検索がしやすい」と答えています。
ただし「LRT」「観光」「スポーツ」「医療」「ハザードマップ」に関する情報提供についてはさらなる充実を求める声が多かったようです。
設問に関する結果はこのように続いていくのですが、その中で驚いたのが「大谷石文化」についてです。
不動産業者であるから日本全国の邸宅等に建材として使用される「大谷石」は個人的にも愛着があり、併せて文化発祥の誇りもありますが、この「大谷石文化」が日本遺産に認定されていることを5割以上の方が「知らない」と答えていたことです。
ブログでも何度か取り上げている「大谷石文化」ですが、幽玄な地価迷宮のような採掘場跡もそうですが
切り出された「大谷石」を使用した旧篠原家住宅などが「国重要文化財」に指定されていることも、ひょつとしたらあまり知られていないかと思うと残念でなりません。
日本に留まらず世界に誇れる「大谷石文化」については、今後も機会があればブログで取り上げていきたいと思います。
次に宇都宮市のホームページでさらなる充実が求められていたハザードマップについてですが、私たち不動産業者には、不動産取引時において「ハザードマップ」を提示して説明が義務付けされています。
これは多発する自然災害にたいしての地域的特異性は、不動産購入等を検討する際に意思決定に関する重要な判断基準になるとの考え方により導入されたものです。
日頃からそのように慣れ親しんでいることから盲点であったのですが、このような「治水・雨水対策」に関しても5割強の方が、宇都宮市の治水対策等について「初めて聞いた」と回答していました。
もっとも、このブログは皆様のお役に立つ目的として定期的に更新していますから、せっかくですのでリンク先をご案内しておきます。
また世論調査でハザードマップの認知度は低かったのですが「避難場所ぐらいは理解して備えて置かなければ」との意見は多かったようです。
そこで避難場所についての情報もご提供しておきます。
上記の地図で確認するのも良いのですが、ネット地図を利用すれば自宅最寄りの避難場所が即時に分かりますから、お勧めのgoo地図もご紹介しておきます。
世論調査結果とは直接関係はないのですが、せっかくですので小ネタをご紹介しておきます。
小さなお子さんのいる世帯に嬉しい表参道スクエア6階にある「ゆうあい広場」が令和4年4月よりリニューアルされ利用が開始されます。
住所は栃木県宇都宮市馬場通り4丁目1−1です。
リニューアルにより大型アスレチックやクライミングウォールのほか、キックバイクサーキット、バスケットボール・サッカー体験コーナーが新たに設置されました。
時節柄、入れ替え制が導入され受付もウエブ利用に切り替えられていますが「無料」で利用できる施設ですし、お子様が大喜びされる遊具が豊富ですから開業が楽しみです。
また遊び疲れたら「ポケフタ探し」なんてどうでしょう?
ポケフタは世界的に人気のあるご存じ「ポケットモンスター」の人気モンスターが描かれたマンホールのフタです。
全国に200枚以上、ポケモンプロデュース企業により作成されたポケフタが、全国各自治体に寄贈されているのですが、宇都宮市にそのうちの3枚が存在しています。
しかも全てオリジナルで同じものは存在しません。
つまり1点ものです。
宇都宮市内には宇都宮駅東公園・八幡山公園・道の駅うつのみやろまんちっく村にそれぞれ設置されています。
ゴールデンウィイークを控え、気候も良くなるこれからの季節。
散歩がてら「ポケフタ」探しなんてのも良いかも知れませんね。
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私、荻原功太朗(宅建士・不動産コンサルティングマスター)は資産家の皆様を対象とした、投資物件の限定情報のご紹介、コンサルティング業務を担当致しております。不動産売買のご相談についても、ご指名頂ければ対応させて頂きます。
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