下野新聞SOONに、宇都宮駅東口整備第1弾と称して「宇都宮脳脊髄センター・シンフォニー病院」が12月1日に開業するとの記事が掲載されていました。
高度専門病院 12月開業 脳卒中など対応 宇都宮駅東口整備第1弾(下野新聞)
高度専門診療科目に該当する、脳卒中などの脳神経系疾患に対応するとのことです。
私の知り合いの医療関係者から聞いた話によりますと、日本だけでなく世界のセレブを相手にするような高度医療を提供する病院のようです!
隣接する街区での高級ホテルの開発がコロナの影響もあり、見通しが立たないことは残念です。。(T_T)
この高級ホテルについて誤解している方も多く、ネット上などでは『宇都宮市に高級ホテルはいらない。』などの声もありましたが、、そもそも勘違いです。
一般の方向けというより、むしろこちらの病院に宿泊するセレブな外国人を含む患者さんや家族を受け入れるための利用をかなり想定した施設のようです。
高級ホテルがないと海外や遠方からの患者さんの宿泊先が一般のビジネス&シティホテルのみとなり、セレブ患者へのアプローチが弱くなり、病院の価値もフルに発揮できなくなります。
いずれにしても、高度医療施設の開業が目前なので、早くホテルの着手も粛々と進んで欲しいものです。
個人的な話で恐縮ですが私は小説を読むのが趣味で、医療系の小説も好んで読みます。
テレビドラマなどで何度も映像化された名作、山崎豊子さんの書かれた浪速大学における教授戦も絡め、野望に燃える外科医・財前五郎と医療にたいして純朴な里美修二の、二人の医師を対照的に描いた名作「白い巨塔」はもちろんのこと。
大鐘稔彦さんの書かれた、優秀な外科医である当間鉄彦を主人公として小説(映画化もされましたが)「孤高のメス」の一連のシリーズも楽しく読ませていただきました。
最近の医療系小説では「チーム・バチスタの栄光」などを書かれた、海堂尊さんの一連の小説も好んで読んでいます。
ご存じの方も多いと思いますが、作者である海堂尊さんは現役の医師です(孤高のメスを書かれた大鐘稔彦さんも同様ですが)
現役の医師だからでしょうか、海堂尊さんの小説では主人公が「医療崩壊」というセリフを頻繁に使います。
とくに財政破城した北海道の夕張市をモチーフにしたであろう、極北市という架空の町の市民病院を舞台にした小説「極北ラプソディー」では、病院再建請負人として院長に赴任してきた主人公_世良雅志に何度も「医療が崩壊したら町が滅ぶ」という趣旨のセリフを言わせています。
長寿社会といわれる昨今、確かに医療は私たちにとって身近になければ困る存在であり、ましてや専門性の高い高度医療機関はなおさらです。
そのような意味合いから、宇都宮東口再開発地域に高度医療施設が開業されるのは、大変、喜ばしいことです。
ところで……
皆さんは、脳神経系疾患とはどのような病気や症状を扱うのかご存じでしょうか?
自慢にもなりませんが、医療系小説が好きだと明言しておきながら、私は知りませんでした。
そこで、せっかくの機会なので調べてみました。
脳神経系疾患(内科)の主な疾患とは
●脳出血
●脳梗塞
●中枢神経系感染症(細菌・真菌・寄生虫・ウィルス感染症病理)
●神経細胞性腫瘍
●骨膜腫
●脳・脊髄の発生異常
●アルツハイマー
●パーキンソン病(PD)
●筋萎縮性側索硬化症(ALS)
●レビー小体型認知症(dementia with Lewy bodies)
●大脳皮質基底核変性症
●進行性核上性麻痺
●大脳皮質基底核変性症
●重症無力症
●ギランバレー症候群
まだまだありますが、聞いたことがある病名や初めて聞くもの。
病名からおおよその症状が推察できるものと、そうではないものなど多数です。
あらためて一言で脳神経系といっても、様々な症状や治療法が存在するのだと思いました(当然なのでしょうが)
いうまでもなく私は不動産屋で、医療の専門家ではありませんので宇都宮脳脊髄センター・シンフォニー病院が、どのような専門診療を手掛けるのかまでは分かりませんが、少なからず加齢とともに罹患率の高まるアルツハイマー型認知症などでお世話になる可能性があります。
そのような存在が、身近にあるとやはり心強いのには間違いありません。
下野新聞記事中でも、宇都宮市駅東口整備事業室のコメントとして
「高次機能を持った病院ができることで、都市拠点としての機能が充実する。地区の知名度が高まり、人を引き付けるエリアになれば」との言葉を掲載していました。
確かにそうです。
東口整備事業では、国際的なシンポジウムにも対応できるセレモニーホールを始め、宿泊施設としてのホテルやそれに伴う飲食施設などが相次いで開業されますが、人々の健康を担う医療施設もまた、スマートコンパクトシティ構想には欠かせない存在です。
LRTの運行により都市部と、宇都宮市が誇る石文化や風光明媚な自然が結ばれることにより、私たちの暮らしがより豊かになっていくことでしょう。
★荻原功太朗の業務について★
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