【宇都宮市の田川氾濫から2年!自分の命は自分で守る!?】防災情報マルチモニタの活用方法とは!?

2021年9月8日水曜日

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宇都宮市のど真ん中を流れる田川。


JR宇都宮駅前を流れる普段は非常に穏やかな川ですが、約2年前に大型台風の上陸でまさかの氾濫を起こしたのは記憶には新しいことではないでしょうか。



まさかの出来事は、常に突然訪れます!


そして一歩間違うと命の危険を伴うことになります。


地球温暖化の影響でしょうか、近年では観測史上最高などと冠言葉が添えられる台風や豪雨が頻発し、その被害も激甚化しています。


2020年8月20日から私たち不動産業者には、不動産取引時の重要事項説明においてハザードマップを提示し説明責任が義務付けられていますが、これは災害発生の危険エリアが近隣にあることが不動産購入の意思決定に及ぼす重要な要素であるからです。


災害においては、人命を守ることが最優先です。


そのような意味合いで、地方自治体も日頃からの備えとして


●防災グッズを準備しておく

●避難場所・経路・方法などの事前確認

●携帯が使用できない場合に備え、近親者との連絡手段方法を決めておく

●ハザードマップにより、周辺の危険地域を把握しておくこと


などの大切さを、インターネットや広報誌などで繰り返しています。


災害発生時にラジオなどから流れる避難に関する報道ですが、従来は「避難勧告」と「避難指示」の2種類の言葉が使用されていましたが、紛らわしさもあったのでしょうか、現在は「避難指示」に1本化されました。



警戒レベルは5段階に分類されていますが、そのうち1~2までは気象庁が警戒を要するとして発表します。

警戒レベルが3以上になれば発表は市町村からとなり、高齢者や子供など、避難に時間のかかかる方々を中心に危険地域からの避難指示が発令され、警戒レベル4になると全ての住民にたいして避難指示が発令されます。



警戒レベル5は、緊急安全確保であり市町村も災害状況が確実に把握できていない状態ですので、かならずしも指示が発令されるわけではありません。

ですから災害発生時には刻一刻と状況が変化している状態を、常に把握して「自らの命・近親者の命」を守るべく、速やかに避難行動を開始することが大切です。

そのような意味合いから有事に慌てないよう常日頃からの備えが大切ですが、もう一つ大切なもの、それが災害の状況を正確に知るということです。

危険地域の災害状況の情報を正確に知ることができれば、避難経路やタイミングも、自分自身で考え動くことが出来るようになるでしょう。

情報を知る手段としてぜひ活用していただきたいシステムが今回、解説する防災情報マルチモニタ」です。

【防災情報マルチモニタとは?】

国土交通省が公開している、気象情報・注意報・土砂災害警戒情報のほかにも「洪水キキクル(危険度分布図)」「土砂キキクル(危険度分布図)」などの気象ウエブサイト関連情報などを一元化し、確認することができるシステムです。




上記のリンク先からページを開くと、全国的な情報が表示されます。

これらの情報も有用ではありますが、自宅や職場周辺の危険地域状況を確認することができるのが、このシステムを利用する目的ですから、最初に情報を入手したいエリアの登録をする必要があります。


登録ページを表示するには上部の右端にある登録地点を、初めて登録する場合にはその右にある地点登録をクリックします。


最大で3カ所の地点登録をすることができ、登録後は登録地点をクリックするだけで瞬時に状況を確認できるようになります。

また登録した地点の危険地域情報にもとづく「リスク判定機能」もありますので、活用してみるとよいでしょう。

表示される情報は下記の11項目です。

1.レーダー雨量
2.気象情報・注意報・土砂災害警戒情報
3.河川カメラ
4.川の水位情報
5.浸水の危険性が高まっている河川
6.洪水予報・水位到達情報
7.ダム放流通知
8.洪水キキクル
9.土砂キキクル
10・水害リスクライン
11.避難情報

基本的な表示画面では全体情報が表示されますので多少見ずらいのですが、確認したい項目をクリックすれば情報元であるリンク先へ誘導されますので、より詳細な情報を入手することができます。


情報は2~10分間隔で更新されますので、早い段階の警戒レベルが発令された場合に登録地最寄りの危険地域状況を自ら確認して、行動を検討することができます。

有事の際、地方自治体は予め構築されている防災マニュアルに基づいて人命優先で必要な情報を発信しますが、そのおおもとは今回、ご紹介している情報とおおよそ同じものです。

違いがあるとすれば、危機管理マニュアルの定めにより人員を派遣しての目視情報などでしょうが、それらリアルタイムに入手されているはずの情報が、命令指示系統によるタイムラグにより反映に時間がかかることがよくあります。

「避難指示が適切であったか」など、災害がある程度沈静化してからマスコミが糾弾している画像がニュースなどで流れることがありますので皆様もよくご存じでしょう。

自治体を擁護する訳ではありませんが、市民生活に影響を与える避難指示は、そう簡単に判断し発令できるものではありません。

避難指示が早ければ「早すぎる」と糾弾され、遅ければ遅いで「人命を軽んじている。危機管理体制がなっていない」などと叩かれます。

そのような立場を勘案すれば、慎重になるのも致し方がないと理解する必要もあるでしょう。

そのような意味合いから行政任せにせず自ら災害状況を確認し、適切な避難の判断ができるシステムは有益であるといえるでしょう。

このように秀逸なシステムであるのに、広く周知する活動がおこなわれていないのは不思議でなりません。

有事の際には「自らの命は自ら守る」という観点で、日ごろからの備えと正確な情報入手方法を心がけましょう。

またパソコン版より使い勝手は劣りますが、【防災情報マルチモニタ】はスマホ版でも公開されていますので、併せて活用すると良いでしょう。




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私、荻原功太朗(宅建士・不動産コンサルティングマスター)は資産家の皆様を対象とした、投資物件の限定情報のご紹介、コンサルティング業務を担当致しております。不動産売買のご相談についても、ご指名頂ければ対応させて頂きます。
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