宇都宮駅東口の再開発は着々と進んでおります!
コロナ騒動で暗い話題が多い中での明るい話題です。宇都宮駅東口開発の進捗状況は明るい話題です。
すでに皆様ご存じのことかと思いますが、コンベンション施設は約2千席の大ホールや約700席の中ホールのほか大・小会議室13室を備えており、展示会や催事、学会をはじめ、国際会議や企業会議といったMICE(マイス)と呼ばれる経済効果の大きいビジネスイベントでの利用を想定しています。
予約を受け付けているのは全館使用と大・中ホールの全面使用、大会議室2室の一体使用のみとのことです。
ここで改めてですが、宇都宮市東口開発の概要を振り返ってみたいと思います。
「宇都宮駅東口開発事業」では市有地約2.6ヘクタールに、公共施設部分として大ホールを備えるコンベンション施設、LRT停留場や宇都宮駅に直結する屋外交流広場が整備されます。
このうち市営駐輪場はすでに供用開始されているのは皆様、ご存じの通りです。
民間施設部分には、商業施設やホテルが入る複合ビル2棟、野村不動産の15階建て分譲マンション「プラウド」、脳神経外科などを持つ高度専門病院を建設されます。
整備主体は市内外16社でつくる企業グループ「うつのみやシンフォニー」(代表・野村不動産)で、各施設の規模は以下のようになっています。
◆複合施設棟②(地上27階、高さ120m、延べ約38,000㎡)
北関東綜合警備保障とカラーズ・インターナショナルが設立した特別目的会社が建設し、1~5階の商業施設・駐車場は北関東綜合警備保障、6~27階には、当初タイの5つ星ホテル「デュシタニホテル」が進出する計画でしたが、残念ながら撤回されて計画が見直されています。
◆高度専門病院(地上7階、高さ45m、延べ約9,295㎡)
脳神経脊髄脊椎外科サービスが運営する「宇都宮脳脊髄センターシンフォニー病院」(100床)が誕生します。 設計は小野里信建築アトリエ、施工は関東建設工業で、竣工は 2021年6月とされていました。
◆分譲マンション(地上15階、高さ40m、延べ約11,247㎡)
北関東では初となる野村不動産の高級住宅ブランド「プラウド」が2020年3月から着工されています。
ファミリーやシニア向けを中心とした総戸数110戸で、間取りは3LDK(80戸)と4LDK(30戸)です。
◆コンベンション施設(地上4階、延べ約10,717㎡)
約2,000人席の大ホール、約700席の中ホール、大小10室の会議室を備えたコンベンション施設です。 野村不動産が建設し、宇都宮市が買い取り運用を行います。
◆交流広場(1,2,3階、面積約6,000㎡)
コンベンション施設の屋上や周囲に宇都宮市が整備します。
◆自転車駐車場(3階、面積約3,900㎡)
自転車約2,300台、バイク約200台を収容します。 設計はAIS・RIA設計共同企業体、施工は渡辺建設・中村土建・増渕組JV。 2019年9月に着工し、2020年3月に竣工しました。 2020年4月に供用を開始しています。
もともと宇都宮駅東口開発は「100年先も誇れるまちを、みんなで」をスローガンとする「宇都宮プライド」を実現するために、若者を中心とした人口流出に歯止めをかけ、転じて人口増加を促す計画の基に策定されています。
そのため若者の意見を取り入れ反映させるべく、2019年10月に「若者に向けてアンケート調査」が実施されました。
当時のアンケート結果によると、従来の宇都宮東口駅のイメージは
「古い」
「暗 い」
「治安が悪い」
「エンターテイメントがない」
「利便性以外になにもない」
「つまらない場所」
など、惨憺たる結果でした。
若者に媚びるわけではないのですが、「宇都宮駅はまちの中心であり地域の顔である」と言う観点から、来訪者には地域の高印象を与え、住民にとっては地域の誇りを与え開発計画が策定されました。
2019 年 11 月 18 日には、ライフデザイン(五艘クラス)のメンバーにより行われた宇都宮駅東口において駅前視察調査による意見交換会を行いました。
その時のコメントとしても
「暗 い」
「寂しい」
「怪しい」
などとネガティブな意見が多く見られました。
開発後には「明るく」「緑あふれる」ようになって欲しいという意見が多く出されました。
また開発においてはある程度ターゲッ トを絞ること、計画通りに進むことが重要という意見も挙がっていました。
若者の要望に応えるように、宇都宮駅東口は大きく生まれ変わっています。
駅西のビルでも、リニューアルが進み、1階も地域の人気ショップを集めたフードコートが活況を呈しております!
それに伴い、JR宇都宮駅東口周辺の地価も急上昇しております。
ここ数年は東口徒歩圏の土地が地価上昇率でトップになるのは当たり前の出来事となっております。
従来の長い歴史のある中心市街地からJR宇都宮駅に経済中心軸が確実移動していくことになるでしょう。
冒頭でお伝えした通りコンベンション施設予約も好調で、宇都宮市民だけに留まらない注目の高さが伺えます。
投資的な観点で恐縮ですが、不動産価格は街の発展に比例するように価格が上昇します。
よくテレビで特集が組まれる「街の変貌」を題材とした番組では、開発され価格が上昇してしまい一般市民では手が出なくなったエリアにおいて、昔ながらの居住者が
「昔はこのあたりも薄暗くて…今では庶民に手が出なくなったしまって」
などど、明るく変貌した街並みを見ながら目を細めると言った光景が見受けられます。
関東信越国税局による2020年1月時点路線価でも、栃木県内約4900地点にある標準宅地の評価基準額最高額は宇都宮市馬場通り2丁目の大通りから、同市宮みらいの宇都宮駅東口駅前ロータリーに入れ替わっています。
宇都宮市の大通も、記録が残る1989年以来の31年間県内最高額を維持しています。
宇都宮駅東口は評価基準額が29万円となり、13.7%増と急激な上昇をしましたが、本年はどのようになるか興味深いところです。
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