毎年、こんなにこの街に人いた??って(*_*)
誰もが感じるし、街の一体感を楽しめる場としての貴重なイベントでもあります。
宮まつりの際は、大通りは車が通れなくなりますが、それがもし日常になったらどうでしょうか?
中心市街地は車がなく、老人や子供に優しいオープンな開放的な街になるんです!!
実際、ヨーロッパの成熟した街では『トランジットモール』と呼ばれる、自動車の通行を制限し歩行者と路面を走行する公共交通機関とによる空間を創出し、歩行者の安全性の向上を行うことで都心商業地の魅力向上を図る街づくりが始まっています!
どうですか?
LRT(次世代型路面電車)が開通する宇都宮市ではこのような先進的な街を設計することも十分に可能なんです!!
小さな子どもや、お年寄りも優しい環境で、弱者に優しい誰にでも快適な住心地の良い街になるんです!!
国も今までの拡大拡散型の開発方針を180度転換し、街を集約し、再開発に投資の軸を移すよう促しています。
都市再開発、「交流」を軸に 国交省が財政支援検討(日本経済新聞)
写真のような歩行者天国が大通りにできれば、オープンカフェなんかもたくさんできて、中心市街地は人々の交流の場として、あらたな役割を担うことになるでしょう。
今、地方が「疲弊」している大きな理由は、地方が「クルマに頼りきっている」という点にあります。
クルマ社会では大型の駐車場が確保できる郊外の大型ショッピングセンターが大流行となり、地元の商店がすたれ、地域経済が衰退することもさることながら、街が拡散し分散が進むことでどんどん非効率な都市になってしまいます。
当然ですが、マイカーが有れば街の中心部に住む必要がないため、都市も「空洞化」が進みます。
ほとんどの方が誤解しているのが、みんなが好き勝手に拡散型に生きると、街の非効率化が進み、インフラコストが上昇することです!
宇都宮市でも人口密度の少ない場所に住む人は、平等の原則で行けば、高い公共料金が必要なんです。
電気や水道なんかのライフラインの維持は、人口が密集しているほど低コストで運用できます。
逆に、人口密度が低い場所は当然ですが、利用者1人に対するインフラの維持管理コストが膨大になります。
ドヤ顔で、『マイカーがあれば便利だし、どこに住んだっていいだろ〜』なんて方は本来は高い公共料金を負担するのは当たり前なんです。
なぜなら人口密集地に住む人は一人あたりのインフラの維持管理コストが低いのに、効率の悪い場所の分の高い料金払っているからです。
これから地方が生き残る上で重要なことは街にどれだけ投資を呼び込めるかです!
人口減少が始まった今の状況で、クルマ社会から脱却できずに、街の拡散スポンジ化が更に進んでしまうと、投資効率が悪いので新規の大きな投資を呼び込むのは困難なのです!
こうしてほとんどの地方は拡散が進んだことで新規の投資を呼び込めず、満足できる職場もなく若者からどんどん街を離れていく、これが人口流出の決定的な理由です。
人口減少社会で地方都市のにおける活性化の解決策は、街を集約し都心に投資を呼び込むことと、プロモーションで市民の生活に変化を起こすことです!
祭りの集客の10分の1でも毎週末に中心市街地に人が集まったら、ものすごい活気のある街になるんです!
私が子供の頃は、今のような郊外型のモールはなかったので、中心市街地はデパートも乱立していて、毎日がお祭りのようでした。。
それが、今となってはショッピングの主役は郊外のモールにほぼ役割が移管されました。
その郊外のモールですら今はネット通販の猛烈な勢いに押されて、新規の投資はほぼ絶望的な状態です。
先日も世界的な家具販売のイケアが北海道に用地を取得していたにも関わらず出店を中止したニュースがありましたね。
イケア、札幌出店撤回 都心小型店やネット販売強化(北海道新聞)
私がいつも、宇都宮市のインターパークエリアの衰退を予測しているのもこういった流れからです。
宇都宮市もようやく、本来は建物を建築することができない市街化調整区域の開発にしっかり規制をかけるように方向転換してきましたが、遅すぎたくらいです。
LRTの開通とともに、宇都宮市もしっかりとコンパクトシティの不動産開発の方針を打ち出していくことは明らかです。
今後は、コンパクトシティの集約エリアへの居住なんかにおおきなインセンティブを与えてどんどん移住を促してほしいですね。
逆に、郊外の人口密度の低いインフラの維持管理コストの高い場所は当然ですが、固定資産税などの税金を値上げするべきでしょう。
しかし今現在、宇都宮市の住民の移動の殆どはマイカーなのが実情なので、いきな公共交通だけで過ごすのは現実的ではありません。
まずは、マイカーから、一家に1台でカーシェアな状態くらいに持っていくのが現実的だと思います。
そして、ニューファミリーをコンパクトシティの居住誘導エリアに大きなインセンティブを与えて積極的に集めるのがいいでしょう。
LRTが住宅街の中心を走ることになる、『ゆいの杜』なんかは良い例ですね。
私はLRTは赤字でもいいから、一律100円か、思い切って無料にして、公共交通の利用をどんどん促し、マイカー社会からの脱却を図り、街をコンパクトに集約し、どんどん投資を呼び込むべきでしょう。
都市の投資原則がわからない老害経済オンチが多くなると、すぐに『サイサンガー』な木を見て森を見ずな発想が多くなるで、このブログの読者の皆様には街のさらなる発展に新しい価値観を共有してもらえれば幸いです。
実際、もしLRTが無料だったら、膨大な数の観光客は街のいろんなところに行くでしょうからね!
住民だって、無料の公共交通を目当てにどんどん移住が促されるでしょう。
運営費の赤字を余裕でペイするほどの大きな経済効果が期待できます!
いずれにしても、国も不動産開発の軸を、『拡散から集約へと舵を切れ!』と方針を示して予算の配分を変えてきているは明らかです。
宇都宮市も大通りから車を排除し、LRTと自転車、歩行者のみにしたら、日本中から人を呼び込める魅力的な街になるのは間違いありません!
街の東西をLRTでつないで、東西の大通りが歩行者天国の『トランジットモール』になった将来の宇都宮市に期待したいですね(>ω<)!
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私、荻原功太朗(宅建士・不動産コンサルティングマスター)は資産家の皆様を対象とした、投資物件の限定情報のご紹介、コンサルティング業務を担当致しております。不動産売買のご相談についても、ご指名頂ければ対応させて頂きます。
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