【2020年以降も建築費は下がらない!?】中古物件がお買い得なのは今だけかもしれない!?

2018年11月15日木曜日

宇都宮市でマイホームを 不動産ビジネスあれこれ 不動産投資・大家さんネタ

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東京オリンピック後の「 2020年以降は不動産価格や建築費が下がるのでは? 」こんなことを煽るマスコミ記事は多いのですが、、、

実際のところはどうなのか現場の実感から考えてます。



私が宇都宮市内の現場で感じている実感としては、建築の職人さんの不足感は年々ひどくなるばかりです。


実際、建設業の就業者数は減り続けています!!

建設業の就業者数は1997年の685万人をピークに、2017年には498万人と3割弱も減少してます!!

2020年にはさらに減少しているのは間違いなく、その傾向は今後もしばらく続くことはほぼ確実な情勢です。

政府はひどい人手不足を背景に、外国人労働者の受け入れを急速に増やすようですが、、、素人の外国人が現場に入ってきてもすぐに仕事が出来るわけではありません。

人手不足は工事の量や質の低下・劣化を生み、建設会社にとっては大きな頭痛のたねとなっています。

東京商工リサーチがまとめた5月の「 人手不足 」関連倒産は、建設業と製造業がともに8件で最多でした。

建設職人の高齢化や若年層の不足、リーマンショックやアベノミクスで人手が不足してきた経緯は、五輪は要素の一つに過ぎず、建設費の高止まりの大きな要因となり、住宅やオフィスの建設、大規模修繕工事などに今後も大きな影響を与え続けるでしょう。

さらに2019年10月には消費増税が予定されています。

増税となれば当然、その分建築費はコストアップします。


宇都宮市内で、これから分譲される新築マンションの売出し価格なんかをみても、、、

『高い!』ですね、、、(^o^;)

最低売り出し価格が3000万円超えなんか当たり前になりつつあります。


宇都宮市内では土地自体はたいして高騰してないことを考えると、建築費の上昇が値上がり分の大半占めている状況でしょう。


リーマン・ショック後なんかの2000万円台前半の最低価格から考えると、ここ7.8年で、3割くらいは新築の分譲マンションの売り出し価格が上昇しましたね。



建築就業者の数がこれからも減り続けることを考えると、建築費用はさらに上昇しそうな気配だらけで、下落する要素は全く感じないのが現場の印象です。。。(-_-;)



これから、5年位で、建築費用の上昇で新築物件の供給は急速に落ち着いてくると考えています。


新築の注文住宅の建築依頼をして、引き渡しまでに1年待ちなんて当たり前に出てきそうです。


逆に!!

程度の良い高級仕様で造られた中古住宅や、中古マンションは、価値が見直され、価格が上がるかもしれませんね。


『新築至上主義』の日本が皮肉なことに、新築価格の急騰で中古利用の促進に意識改革が進むのではないかと考えてます。




賃貸物件の運用でも、この建築費の上昇が大きなネックとなってきそうです。

家賃自体は賃金が上昇しない今の状況では、とても値上げ出来る状態ではありません。


最近は、賃貸居室の大規模改修なんかを依頼しても、工期が伸び伸びになるケースが頻発してきました。

時間は掛かるし、建築コストも上昇している状況ですので、大家さんには厳しい環境になってきました。。。(^o^;)



こんな状況でも、不動産投資に関する熱はまだまだ冷めないようで、投資家の皆さんからのご相談は相変わらず、数多く頂いております。


いくら低金利で資金を調達できても、、

肝心の運用で利益がほとんど出せなければ、結局、『骨折り損のくたびれ儲け』です。


不動産投資で儲けを出すには、ますます出口戦略が重要になってくるのは間違いないでしょうね。

『ほとんど、儲けがなくても、ローンが終われば、不動産は自分のモノになるからOK!』

こんな考えの投資家の方も結構いるんですが、、、


ローンを払い終わって、『売れない、貸せない、負動産』なんかのババをつかまされたら元も子もありません。

だから、常に出口のある物件購入が不可欠なんです。


不動産は短期で売買するような資産ではないですが、、、

かといって、よっぽど鉄板の物件以外は、一生持ち続けるべきでもないでしょう。


誰もが欲しがるような、超一等地の物件はまず売る人がいないんですよね。

だって、売る必要性がないですから。


そんな超優良物件でも、相続がらみなんかで売りに出るケースが、ごくたまにあったりします。

そんな物件が『買い!』のチャンスなんですが、、、


そんな美味しい物件は、情報元に近い不動産業者が大抵は持っていってしまいます。



人口減や建築費・メンテナンスコストが上昇を続けていくことから、これから益々、不動産業の収益環境は厳しくなるのは間違いないでしょう。

相続対策で利益は二の次の地主さんのような方ならまだしも、新規で『大家業』を営もうと考えるなら、相当覚悟をもって物件を購入しないと、痛い目に合う確率が高いでしょう。



しかし、日本の人手不足は年々ひどくなるばかりなのは確実な情勢です。

付け焼き刃で外国人労働者を受け入れたところで、焼け石に水程度でしょうね。

それだけに年々、今までの常識は通じなくなってきます!

変化を嫌がる老害となってしまった人ほど、この時代の価値観の変容に困惑していくことになると思います。

今までのように、飲食店なんかでタダでサービスを当たり前に受けられるような時代は過去のものになるでしょうし、『お客様は神様』なんて言葉も死後になっていくでしょう。

本来、お客様とサービス提供者の関係はフェアで50:50の関係のはずなんですよね。

サービスをしてもらうなら、当たり前ですが対価として当然、お金を支払う。

安く上げたいなら、すべて自分でセルフで行う。


不動産業においても、徐々に変化が出てくると思います。

実際、昔と比べて大家さんと客付け不動産業者の関係性は完全に逆転しつつあります。

何にしても、戦後長いこと続いてきた価値観の大幅な反転が始まったことだけは間違いないでしょうね。(^_^;)


最近、人口減少から日本の未来を予測するような本が売れているようです。



読んでみたら、衝撃的な内容が満載(*_*)!なのでご興味ある方は是非!



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私、荻原功太朗(宅建士・不動産コンサルティングマスター)は資産家の皆様を対象とした、投資物件の限定情報のご紹介、コンサルティング業務を担当致しております。不動産売買のご相談についても、ご指名頂ければ対応させて頂きます。
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