宇都宮市の住宅地の地価が27年ぶりに上昇!!鮮明となったLRTの経済効果とは!?

2018年9月26日水曜日

宇都宮市でマイホームを 宇都宮市のLRTについて 宇都宮市の不動産と街の動向 不動産投資・大家さんネタ

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県が公表した、7月1日時点の基準地価で宇都宮市の住宅地がなんと!!!

27年ぶりに上昇しました!!!



宇都宮住宅地27年ぶり上昇 商業地は下落地点なし 栃木県内基準地価(下野新聞)


バブル期の1991年以来だそうで、27年ぶりって、、、

どんだけ~~、、、(-_-;)

平成生まれの人はもはやインフレの記憶すらないでしょうね。。



長く続いたデフレで宇都宮市の住宅地は27年もの長きに渡り、、値下がりし続けていたんです!(-_-;)

しかし、、

宇都宮市の住宅地でもデフレが止まり、インフレが始まったことが公表されたのです。

すごいことですよ~(・∀・)


細かいミクロなデータを見てみますと、、

目立った上昇を見せたのは、JR宇都宮駅の東側のLRT(次世代型路面電車)の開発が行われているエリアになります。


以前からこのブログで私が言っていたように、東口の駅前を中心に沿線エリアに幅広く、需要が生まれ、お金が流れ出し地価が上昇を始めています。


LRT開発による公共投資からのプラスの経済効果の連鎖がまさに生まれたのが証明されています!

こんな当たり前のことがわからない人が多いのにはいつも驚かされます。


『なんでも反対!』頭でっかちの方々の意見が通ってしまっていたら、街が壊滅的な経済の停滞をみたことになっていたのはこの結果からも間違いありません!



では、、

そもそもなんで【地価】が上がることが良いことかわかりますか??



こんなあたり前の経済原則を理解してないと、資本主義のルールで生きている私達は、自分で自分の首を締めていることになるので危険なんですよ。




そもそも【資本主義】とは、だれかの借金で成り立っています!



ここは非常に重要です!

こんな当たり前のことを義務教育で教えないのも問題ですね。。。(^_^;)

つまり資本主義社会では借金をするプレイヤーがみんなにお金を流すヒーローなんですよ。


つまり、借金する誰か(人や企業や国など)が日本の経済システムでは必ず必要なんです。

しかも、その借金の総額が毎年増え続けることが求められているのです。

全員の借金の総額が増え続けることが経済成長になるんですよ。

嘘だと思うなら、バランスシート(賃借対照表)を見て下さい。

当たり前ですが、左と右の値は必ず同じ値になります。


バランスシートをわかりやすく考えると、、

日銀が発表した平成30年1~3月期の、家計が保有する金融資産の残高は3月末時点で前年同月比2.5%増の1829兆円と過去最高を更新しています。

途方もない金額を国民全体で所有しています。

しかし、、この増えた分国民以外の誰かが借金したから増えたんですよ。

厳密に言えば、国が借金を増やし続けると、国民の資産も一緒に積み上がり続けます。
(日本国の国債は100%円建てですからね。)


逆に、『サイサンガー!』、てきな発想で増税して、財政支出を削減したら、国民が持っている1800兆円あまりのお金がどんどん減っていくことになります。

国の借金が減った分、みんなお金が減って貧乏になっていきます。



つまり、、

みんなが借金を返し始めて、借りるプレイヤーがいなくなると、流れるお金が減りだして、全員が苦しみます。


毎年、給料は減り、仕事は減り、失業者であふれ、街の開発は行われなくなり、現金を持つものはひたすら溜め込み、更にお金が回らなくなり、ドンドン景気が悪くなるサイクルが続きます。


これが、ここ20年以上デフレに苦しんだ日本の姿です。


逆に、地価が上がるとどうなるでしょうか??


地価が上がるということは、不動産 > お金の価値 となり、不動産に対して、お金の価値が年々減っていくことになります。

インフレによって、お金の価値が年々減っていくことになれば、現金を所有しているのは不利になりますから、できるだけ不動産なり投資なり、何かをしてお金の減価を防がなければならなくなります。

そうなると、どうでしょうか??

そうです!お金が世の中にたくさん回るようになるのです。



東京の銀座の地価はすでにバブル期の最高値を更新してます。

なぜでしょうか??

都心は不動産開発の投資が延々と行われているからです!


つまり、開発をすればするほど、その場所に価値が出て地価が上昇する。

逆に開発もされないような場所はドンドン廃れて価値がなくなっていく。。(T_T)


今回、公表された地価からは、新規の交通インフラ投資による影響が鮮明に現れました。

県内の住宅地価上昇率の1位は、宇都宮市の元今泉7丁目で、3.8%もの大幅上昇となっています。

続いて、元今泉5丁目の3.7%となっていまして、元今泉エリアの地価の上昇目立つ結果となっています。

さらに、、県内の商業地での地価上昇率のトップは宇都宮市の東宿郷4丁目で、1.9%の上昇となっています。


LRTの開発計画がいまだに未確定で着工もこらからの、宇都宮市の西側は当然ですが、新規の投資意欲起きにくいので、その流れがもろに地価に影響し、西低東高の流れとなっています。

西側もLRTの着工が始まれば、沿線ですぐに地価に影響が現れるのは確実です。


こうやって、開発が進めば、宇都宮市の商業地でもバブル期よりも地価が上がることだって当然あり得ます!

バブル期の上昇がどうして問題だったのかと言えば、実需を伴わない投機が行き過ぎて、価値のない不動産まで高騰したからです。


今は、バブル期の教訓を得て、2極化が鮮明となっています。

実需のある価値のあるエリアに開発投資が集中して、地価が上昇しています。

逆に、だれからも見向きもされないような不動産はタダでも売れない時代です。


そう考えたら、不動産市況はまったくバブルではないんですよ。


バブルを疑うような場面は、なんの価値もないような山や畑が高額で取引されるようなケースが出てきたらでしょうが、、、そんなことはもう2度と起こらないと思いますね。



驚くのが宇都宮市の中心市街地の商業地なんかはバブル期の最高値から、現在の価格はピークから4分の1程度の価格なんですよ。


銀座の地価はすでにバブル期の高値を更新していることを考えるとこの違いはなんでしょうか??


宇都宮市の中心市街地は、バブル期以降、大規模な開発投資がほとんど行われていないのが原因です。

大店法の改正で、郊外に大型ショッピングモールが乱立して、店舗が外に逃げてしまったり、適切なインフラの投資が行われていなかったりしていたので当然といえば当然です。



駅西はLRTなんかはもっと早く完成させて、中心市街地の再開発をどんどん進めるべきでしたね。

少子高齢化の影響で、街なかでの住居需要が増えたため、タワーマンションの開発も相次いでようやく、以前の物販中心の中心市街地からは脱却し、新しい開発が起こりはじめて、投資が行われ、地価も上昇をはじめました。


宇都宮駅西側も早期に、新たな交通インフラの開発投資を行い、今日本中で急成長している観光需要なんかを取り込んで、価値ある場所として投資を呼ぶこむ政策は不可欠でしょう。


そのためにも、マイカーに依存しない街を構築するのは、街を存続させるのhに不可欠な政策です。

ただし、私もマイカーの利便性も理解していますし、否定しているわけでありません。

要は、マイカーが使えても便利で快適な街だし、マイカーがなくても便利で快適な街になることが重要なのです。


そうすることで、街の価値は向上して、人々から支持され、街は発展し、地価は上昇していくのです。



今回、LRTの沿線や再開発が行わるJR宇都宮駅東口周辺は予想通り、大幅な地価の上昇が起こりました。


地価の上昇する場所 = 活気がある場所 なんですよね。


地価上昇している場所で、活気がない場所なんてありません。



本当に、、本当に、、、LRTが着工されて良かったです。(^_^;)

地価の上昇からもわかるように、宇都宮市ではこれから開発の連鎖が起こることは間違いありません。

街を大きく変える交通インフラ投資が行われることで、わくわくする未来が来るのです。



宇都宮市では住宅地でも、27年ぶりの底抜け反転の相場となってきました。

宇都宮市の選ばれた一部の場所は今後、順調に上昇を続けていくと予想しています。


『谷深ければ、山高し、』そんな相場の格言もありますが、気をつけなければならないのは、宇都宮市内でも選ばれた一部のエリアだけが上昇の恩恵を受けることです。

開発から取り残されたような場所はこれからも地価下げ止まることはないと思いますので、マイホームの購入や不動産投資をするなら、ロケーションにとことん拘ることが賢明な判断になると思います。


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宅建士・不動産コンサルティングマスター。株式会社サンプランの荻原功太朗が運営。速読を使いこなし、年間200冊以上を読書する活字大好き人間です。

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