などなど不動産にはネガティブな記事が多い昨今。
しかし、建築やリフォームの現場で直に感じるのが職人の高齢化!
国土交通省発表の最新の建設労働需給調査結果を見てみますと!!
今から5年ほど前から不足状態が慢性化。。。
宇都宮市内の私が関わる現場でも、若い職人さんに会う機会がめっきり減りましたね。
参考までに更に過去のデータを見てみると。
バブル期を除いて、今ほど長期的に建設労働需給が逼迫したことはなかったのです。
それだけ事態は深刻だということです。
このようなニュースも!
ゼネコンが悲鳴! 若者離れ、人手不足に悩む建設業界の将来性(プレジデント)
全産業の就業者数はほぼ横ばいであるのに対して、建設業は年々減少の一途をたどっていて、50代以降の建設業従事者数はあまり変わっていないのに、
20代、30代の若年齢者層が半減してしまっている模様。
そのため高年齢者層の引退に伴い、これから益々不足していくことが予想されているようです。
これは現場を見ていてそのままの実感!!
今の若者たちに、給料を上げてやるから、根性論で3Kの仕事やれ!って言ったところで。。
『3Kの仕事やるくらいなら、給料安くてもいいから、楽な仕事のがいい!』
なんて言われるのがオチでしょうね。(笑)
ここ最近、小さな現場では平均年齢が60代なんてこともザラです。
『このおとっつぁん達が引退したらどうなるんだろう。。。』 汗
そんなことを、いつも感じる今日このごろ。。。
家が余ると煽られても、新規の供給が今ほどできなくなれば、需給は自然と調和してしまいます。
すると、マスコミが煽ったような空家問題も大きな問題にならないかもしれません。
そして、このままいけば、20年後には新築の住宅を建てるのに、今の2倍のコストが掛かることになってもまったく不思議ではない状況に陥っています。
注文住宅は高嶺の花!なんてことになるのも夢ではないでしょうね。
更に!新規の着工だけでなく、ちょっとした家の修理を頼むのも高額になる可能性も高いです。
これから、お家を建てるなら、いかにメンテナンスフリーで長期仕様の住宅を建てるかが焦点となるかもしれません。
最近、大きな建築現場では、外国人の建設労働者が急増中の模様。
日本人がやりたがらない仕事は、どんどん外国人が受け持つ体制になってきたようです。
しかし、まともな移民政策を取っているわけでもない今の日本の状況で、場当たり的に外国人で不足を補う位では、深刻な人手不足を解消するのは難しいでしょう。
不動産の価格動向は、人口減少だけで単純に見極められないので注意が必要です。
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