【サッカー観戦トラブルから考える宇都宮市のマイカー問題!?】解決に必要なLRTとあの場所の連結を考えてみたら!?

2023年5月27日土曜日

t f B! P L

少し前になりますが宇都宮市の西川田にある栃木県の新スタジアムで行われたサッカーJ2栃木SCの試合後に大混乱が起こりました。


→県の新スタジアム駐車場が大渋滞 夜の栃木SC試合後、出庫に3時間(下野新聞


試合後に観客が一斉に駐車場から出ようとしたため、公園内の駐車場で大渋滞が発生しました。



出庫に3時間もかかった人もいて、「新しいスタジアムは良かったけど、あの駐車場は二度と使いたくない」と振り返った意見は辛辣でした。


せっかくの楽しいイベントも不快な印象で終わってしまいます。


まして、県外から来るお客さんも多いイベントですから、地域のイメージダウンにも繋がり、大いに改善の余地がある出来事でした。


箱物をつくる際に、運用面の設計デザインがおろそかになってしまった典型です。



人が集まる場所に便利な公共交通がセットになっていないと、そもそもマイカーでいくしかないのが地方都市の現状です。


公共交通があったとしても、マイカーで行きたいのが人の性。


県の新スタジアムの最寄り駅は東武宇都宮線の西川田駅。


30分に1本程度の運行本数では、移動に不便を感じるのを否めません。


まして、駅から目の前でもなく、徒歩10分程度も時間がかかってしまうとなれば、既存の公共交通を利用する人は少数でしょう。



スタジアム近隣に巨大な無料駐車場を用意し、そこからシャトルバスで移動させるような仕組みの方が現実的だと思います。


今年開業するLRT(次世代型路面電車)と連携する清原工業団地内にあるサッカー専用スタジアム(グリーンスタジアム)の方がアクセスが段違いに良いです。


LRTならJR宇都宮駅と直結してますし、運行本数も多い。



県外からくるお客さんもJR宇都宮駅を使うなら、公共交通の利用も考えられます。


施設自体は西川田の新スタジアムの方が圧倒的に充実しているので、今年から栃木SCのホームは新スタジアムに変更されるようですが、公共交通の不便さから、ほとんどをマイカー利用者と想定した観客設定となると駐車場の負担も大きいです。


→ホームがカンスタに 栃木SC、来季から 駐車場料金など課題も(下野新聞)



関係者用2カ所、観客用1カ所を借り上げる駐車場料金は、スタジアム使用料とほぼ同額の約66万円となるようです。


観客用は料金を徴収してもほぼ満車にならない限り、赤字となってしまう。


クラブ側は県に対し料金の減免を要望すしているようです。


スタジアム使用料と同じ金額が駐車場の確保だけに必要とのことで、どうやって公共交通を使って観戦に来てもらうかを工夫する必要があるでしょう。



LRT西側延伸を考える上で、肝となるのが、東武宇都宮線との連携です!


もし、、東武宇都宮線が延伸しJR宇都宮駅と連結したら凄まじい経済効果生むことは、この街に住む人なら誰しもわかるはずです。


それだけ、JR宇都宮駅と東武宇都宮駅の距離が遠すぎます。



徒歩で20分以上かかります。


大通り5分おきくらいにバスが通ってますが、JR宇都宮駅の乗り場もバラバラでわかりにくく、始めて訪れる観光客の方のような人にとっては利用ハードルが高いです。


2026年の工事着手が予定されている、LRTの西側延伸が待ち遠しいです。


宇都宮市のLRTに使われる、鉄道の線路を構成する左右の軌条の間隔である軌間は1067mm。


なんと東武宇都宮線、JR各線と同じサイズが採用されています!


既存路線への直通も視野に入れた設計になっていますので、将来の東武宇都宮線との直通運転も可能性としては大いに考えられています。



東武宇都宮線とLRTが直通運転で結ばれれば、ようやく公共交通を移動の中心とし、マイカー無しで過ごせる街として大きく発展することが期待できます。


県外から訪れる方も、新幹線で宇都宮に来て、LRTで街並みを楽しみながら、スタジアムに移動できる。


観戦以外にも移動そのものがエンターテイメント化できることにもなるでしょう。


東武宇都宮線との直通運転が理想ですが、とにかくLRTの東武宇都宮駅までの連結は、街全体の公共交通を考えると、すぐにでも必要なインフラです。


急速な高齢化が進む中、マイカーでの移動を危険を伴いながら行う高齢者も急増しています。


高齢者を含む交通弱者に優しい街になれば、自然と移住者も増えてくるでしょう。


東武沿線も直通運転することになれば利用者が増えることは間違いありません!


今後の東武宇都宮線とLRTの連携に期待したいです🙌



★荻原功太朗の業務について★

私、荻原功太朗(宅建士・不動産コンサルティングマスター)は資産家の皆様を対象とした、投資物件の限定情報のご紹介、コンサルティング業務を担当致しております。不動産売買のご相談についても、ご指名頂ければ対応させて頂きます。
【私個人へのコンサルティング依頼はすべて有料とさせて頂いております。】

栃木県内の不動産売買のことならお気軽にご相談下さい。
(無料相談はサンプランにて受付ております!)
詳細はこちらにお電話ください→【028-908-0880】

↓ 株式会社サンプラン ↓
↓ 不動産最新情報 ↓


このブログを検索

自己紹介

自分の写真
宅建士・不動産コンサルティングマスター。株式会社サンプランの荻原功太朗が運営。速読を使いこなし、年間200冊以上を読書する活字大好き人間です。

人気の投稿

QooQ