【外国人労働者受け入れ拡大へ!?】不動産ビジネスへの影響を考えると!?

2018年6月6日水曜日

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昨今、どこを見渡しても【求人募集】ばかりですよね。。。(^_^;)

私のように事業をしていて、人を雇う立場からしたら深刻な状況です。

今のような状況では、新しい事業にトライしようにも、人の確保もままならないので二の足を踏んでしまいます。

一方、雇われる立場の方々からしたら、人手不足は素晴らしい状況です。

賃金も上がりやすいし、雇用環境はどんどん良くなる一方ですからね。


しかし!!ここへきて、国の政策が一変!!!


これまで大幅に規制していた、外国からの労働者を受け入れ拡大するとの報道が!!

外国人労働者50万人超必要 25年までに 人手不足深刻化で転換(SankeiBiz)


制度を変えて、なんと!!単純労働者の受け入れも始めるもようです!!

これは、非常に大きなニュースです。


日本はとうとう外国人労働者の本格的な受け入れに舵を切ることになりそうです。

これまで外国人労働者の受け入れは、建前上は、高度な専門知識を持つ人に限定されていたのですが、、

単純労働に従事する外国人がいなければ企業の業務が回らなくなっているのが今の現実であり、政府は実態に合わせて政策を修正した格好なのでしょう。


確かに、ここ宇都宮でも、人手不足から外国人労働者が急増してきているのを感じてます。

都内なんかでは、コンビニの店員さんはほぼ外国人の方で占められてますしね。。。(^_^;)

日本にはすでに130万人近くの外国人労働者が働いていて、外国人抜きでは経済運営はもはや不可能というレベルにまで浸透してきています。

しかし島国の日本は、外国人労働者に対してアレルギーがあり、否定的であり、政府はこうした事情を配慮して、高度な専門知識を持つ人だけを受け入れるという方針を掲げていました。

しかし、実際に日本での就労を希望しているのは高度人材ではなく、ほとんどが単純作業に従事する労働者です。

周辺のアジア諸国から比べたら、日本での単純労働に対しての報酬はものすごく高額になりますからね。

まして、日本以外のアジア各国は若者が多く、若年失業率も高いので日本で働きたいと考える人材も多いはずです。

こうした人たちについては、技能実習という名目で、すでに外国人の受け入れをしているのですが、、、

実習というのはあくまで建前の話であって、現実には単純労働者の受け入れは事実上、進められていました。

この制度は欠陥も多く、テレビなんかでも賃金の未払いや劣悪な労働環境の強要など、海外から人権問題として指摘されていますね。。。

こうした場当たり的な対応はもはや限界に来ているのは歴然たる事実でしょう。

結局、政府は5分野(農業、建設、宿泊、介護、造船)で50万人以上の労働者を受け入れる方針を固めました。


これまでは実習以外の名目では外国人を受け入れていなかったことを考えると、大きな政策転換であり、事実上、日本は外国人労働者の受け入れに舵を切ったと考えてよいでしょう。



開国に舵を切り始めた日本!


流入人口が増えることになりますから、不動産マーケットには間違いなくプラスの影響があります。

外国人向けの不動産マーケットは一気に拡大していくことになるし、大きなチャンスになるでしょう。

しかし、このような変化に対応できない不動産オーナーの方って結構多いんです。

そもそも、地主さんのような資産家の方々はリスクを取りませんからね。


宇都宮市内でも増える外国人労働者に対して、住居の提供が問題になってます。

現状では、外国人に物件を貸したがらない大家さんも多いです。

文化の違いもあり、日本人が多く住む物件に外国人の方が入居されるとトラブルが生じやすいのも事実です。


以前、私が管理している物件でも、外国人の方が3DKの住まいに4.5人で住んでしまったことがあり、トラブルになったことがあります。

契約は法人だったのに、住んでいたのはアジア系の外国人が大勢ということでびっくりでした。。(-_-;)

近隣の住民から、たくさんの人が出入りするので気味悪がられ、、、
さらに、香辛料を多く使う料理を毎日自炊していたのか、、ニオイの苦情なんかも出たりしました。。

外国人になれてない日本人からしたら、こういったちょっとしたことがストレスに感じてしまうのもしょうがないことです。


単純に空き部屋に外国人を入れればOK!という問題ではないのが難しいところです。


しかし、すでに強かなオーナーさんは、外国人専用の物件を提供し始めています。

しかも、、外国人向けといっても、ベトナム人の方だけが住む物件や、中国人の方だけが住む物件なんか、作って、外国人同士でも生じる文化の違いを回避できる、運営がされています。

確かに!
これから更に、外国人労働者が増えてくることを考えれば、うまいやり方でしょう!

外国人を国別で分けて、物件を提供できれば、トラブルも少なく、コミュニティも形成しやすいので、ルールを教えたりするにも効率的です。

民泊もなんかもそうですが、まだまだ外国人に対して抵抗のある日本人は非常に多いと思いますね。

逆に、そこを逆手にとって、外需を取り込める方にとっては、日本人の需要が減る中でも、順調にビジネスを伸ばしていけるでしょう。


とにかく、嫌でも年々、外国人の方々と絡む機会が多くなることになります。

それだけ、島国の日本にもグローバル化の波が来ているのです。


移民問題がクローズアップされているヨーロッパを見てればわかるように、外国人が増えることで、問題も多くなると思います。


個人的には、単純労働での外国人受け入れには反対ですが、お上が決めたら、それに従うしかありません。


この本なんかは、外国人を相手にビジネスを考えている方にはおすすめの良書です。

変化には抵抗するのではなく、流れに上手く乗る方が、賢い生き方でしょうね。


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私、荻原功太朗(宅建士・不動産コンサルティングマスター)は資産家の皆様を対象とした、投資物件の限定情報のご紹介、コンサルティング業務を担当致しております。不動産売買のご相談についても、ご指名頂ければ対応させて頂きます。
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