【来年こそはマイホームを!】マイホームの運勢を決める!?家相学を気にしますか!?

2021年12月26日日曜日

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日本人の特徴でもあるのですが、お葬式は仏式、クリスマスは皆で祝い、お正月には門松を飾り初詣へ、ついでにハロウィンでは仮装してパーティーへ出席する。


信心深くないけれど、イベントは大好き。


全ての人がそうではありませんが、見渡せば多くの方がそのような傾向をお持ちです。


宗教的な背景や成り立ちは追及せず、何となく参加する。


そのような日本人の特徴からでしょうか、家を建築、もしくは購入する時にいきなり「家相学」や「方位学」の話が出てきます。


私たち不動産業者は、それなりに陰陽や方位学の基礎知識などを持っているのですが、内見の時に方位を気にしているご様子なので


「家相学に詳しいのですか?」と質問すると


「いゃ~なんとなく」と返答される。


周りから色々と話を聞いて、何となく気になるけど自分で深く調べたことがないというパターンです。


何かそのような物があるようだから、できれば差しさわりのない家が良いと言った認識のようです。


不動産を新規で購入(賃貸を借りても同様)して引っ越しをする場合には、九星気学や方位学により、現在住んでいる場所からの八方位や年回りから検討して、幸運が回座する方向へ動くのが良いとされます。


それら方位学まで解説すると長くなりますので、今回は「家相学」の基礎についてお話しましょう。


家相は「環境学」の一種であるというのは設計や建築関連会社、そして私たち不動産業者が共通して持つ認識です。


ですから、オカルトや迷信であると言って頭から否定はしません。


とはいえ住宅の性能や工法も「家相学」が中国から日本に伝来された当時とくらべると様変わりしていることから、やはり時代にそぐわない部分も多々あります。


ねんのためにお話ししておきますが、住宅の間取りなどで「風水」が絡んでくることもありますが、家相学と風水はまったく別物です。


伝来が中国からであるのは共通なのですが、風水は衣・食・住や「色」まで含め幅広く運気向上をめざすものであり、「家相学」と比較して扱い範囲が広い分、かなりオカルティズムの側面を持ちます(風水関連商品などはその傾向が強い)


家相学は家自体を扱うと書きましたが、基本は家の中心を見つけることにあります。


必要な物は「方位磁石」「間取り図面」



よく内見の時に方位磁石を持ってきて、室内で方位を見る方もおられるのですが、家の中心を割り出すために「間取り図面」は必須です。


出来れば「家相方位盤」もあると良いでしょう。


家相方位盤は携帯電話の無料アプリなどでもダウンロードできますので、無理に購入する必要はありません。

また年の瀬から販売が開始される「高島易総本部」などの運勢歴などを購入している方は、冒頭に方位盤のほか年盤座相などが掲載されているのをご存じかと思いますが、それを使用しても構いません。

基本的には四隅の対角線が交わるところが家の中心になるのですが、出隅や入隅(家の形が出たり入ったりしてわかりにくい住宅)の多い家の場合には、中心に直線を引いてから対角をとると中心が分かりやすくなります。

「鬼門」「裏鬼門」は皆様、耳にしたことがあるでしょう。

家の中心から北東が「鬼門(丑寅)」その反対側、つまり南西が「裏鬼門(羊申)」であるとして、玄関や水回りを作ってはいけないとされています。

台湾では表鬼門にあたる北東は、「冥界(この世とあの世)」との出入口であるとされていますが、日本に伝来され独自の発展を遂げたときに「鬼」の出入りとしたほうが落ち着きがよかったのでしょうか。

環境学的にみれば、北東は日当たりが悪くそれでなくてもジメジメとします。

昔は下水管など埋設されていませんから、生活用排水は側溝などを掘り外に流していたのですが、そのような日当たりの悪い方位に側溝を設けると、害虫発生の温床になったり、また過剰な湿度の発生により住宅の土台が腐食して傾くといった可能性がありました。

また反対の裏鬼門、つまり南西は日当たりが良く室内温度も上がりますから、そのような位置に台所や食料保管庫を持ってくれば、とうぜん食料に悪影響を及ぼします。

家相学が広がりを見せたのは江戸時代であると言われていますが、識字率の問題の他、環境学的に説明をしても理解が得られないことから「鬼」にかこつけたというのが定説です。

ここまでは基本中の基本なので、わざわざ解説をしなくても大概の方は聞き及んでいるかと思うのですが、間取りに「かけ」「はり」が関わってくると、家相の味方も変わってきます。

「かけ」「はり」とは、先ほどご説明した「出隅や入隅」のことなのですが、家相学的には張り出している部分、つまり一片の壁の張り出しが1/3以内である場合には「はり」とよび、それ以上の場合には張り出している逆側、つまりかけている方を「かけ」と呼びます。

家相学的には「はり」は運気を呼び込む吉相、反対には「かけ」は凶相であるとされています。

とくに建物の「かけ」と建築地(土地自体)の「かけ」が重なる場合には大凶とされているのですが、とくに鬼門方向(北東)で「かけ」を作ってしまうと、欠けた部分は致命的に日当たりが悪くなりますから、環境学的にもNGであると納得できます。

また壁の一辺にたいする判断基準も「はり」を出しすぎれば、必然的に「かけ」部分の日当たりが影響を受ける訳ですから、納得できる考え方ではあります。

また現在の建築においても、出隅や入隅は雨水の侵入防止や気密の取り合い処理が難しく、併せて断熱欠損部位になりがちです。

多少なら良いのですが、デザイン重視でむやみに出隅や入隅を増やすと、建築費は上がるけれども性能は劣化するなんてことになりかねませんから、なにごとも程々が肝心です。

このように環境学的な観点から、迷信として馬鹿にはできないのが家相学です。

以前「家相学」の先生がピッタリと寄り添い、図面チェックをされるお客様を担当したことがあります。

図面作成は、ご家族の要望や予算などをヒアリングして、当然に基本的な「鬼門・裏鬼門」は避け、余計な出隅入隅も作らずに提案したのですが、一回目は当然のようにNGが出されました。

そこで指摘された箇所を直して2回・3回・4回と回を重ねると、回が進むにつれ、あまりにも住むのに適さない間取りになってしまいました。

最初は6帖を確保していた子供部屋も、5回目には3.5帖まで圧縮されてしまいました。

あくまでも不動産屋の意見としては、間違いなく最初の図面が一番良い。

さすがに我慢が出来ず、それ以降のプラン作成をお断りしました。

家相学の先生は1回につき幾らの「見料」を請求していたようですが、正直なところ難癖に近いような直しの連続で、我慢ができませんでした。

そのような先生ばかりではないでしょうが、なにごとも程々であることが大切であると思います。

気持ちの問題もありますから頭から否定する必要はないですし、基本的な部分は可能な限り抑えておいたほうが良いと思いますが、入れ込みが強いと何のために家を必要としているのかといった根本的な部分がぼやけてしまいます。

はっきりといいますが、家相学や風水などの条件を100%取り入れて建築することはできません。

中古住宅においても、条件を全て満たす家と巡り合う可能性はほとんどないでしょう。

住むのはご自身ですから、快適性を捨ててまで従われる必要はないと思います。

個人的にですが、鬼門等を清浄に保つとする各種アイテムの存在は納得できません。

環境学とは関連性がなく、陰陽道の呪符・神仏の霊験グッズ(壺など)の数々・破魔や破邪の力を持つとされる植物を植えるなど神道・陰陽・風水・仏教など様々なジャンルからエントリーされていて、どれほどの関連グッズが存在するのか私も知りません。

どこまで取り入れるかは人それぞれだと思いますが、ほどほどが肝心であることは間違いないでしょう。


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